印刷タイムスとPrint & Promotionで紹介されました。

3月6日の一般社団法人日本印刷産業連合会のシンポジウムの開催内容が、「印刷タイムス」と 「Print & Promotion 」のサイトで報道されました。

「いまばりパリィさん」の事例などの成功のポイントなどを知ることができます。
是非、二つのサイトをご覧ください。(*^_^*)
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日本印刷産業連合会のセミナー(報告)

2017年3月6日は、日本印刷産業連合会のセミナーで基調講演をさせていただきました。m(__)m
地域の事例発表が素晴らしかったです。
写真は、事例発表で配布された

onesamurai」さん、
いのきちさん(井の頭、吉祥寺、三鷹)」さん、
秋田の「米飯生活」さんの参考資料です。
今、地域の印刷会社さんが地域ブランドの核となって活躍されています。
大変勉強になりました。(*^_^*)

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2017地域連携事業検討シンポジウム[東京]“注目!地域ブランド戦略最前線 ~日本の地域おこしをリードする印刷産業~

皆様

お元気ですか?

大変ご無沙汰しております。m(__)m

私は、毎日、原稿などの締め切りを抱えてヒーヒー言っています。(T_T)

ところで、2017年3月6日(月)に、「2017地域連携事業検討シンポジウム[東京]“注目!地域ブランド戦略最前線 ~日本の地域おこしをリードする印刷産業~」 で基調講演させて戴きます。

後半の「地域連携とブランディング事例 -事例発表-」は興味深いと思います。

宜しかったら、御参加下さい。(*^_^*)

◆◇◆◇◆ テーマ(案)と講師 ◆◇◆◇◆

1.基調講演 『これからの地域ブランド戦略と印刷産業』    (60分)

    東京理科大学大学院イノベーション研究科知的財産戦略専攻(MIP)教授 生越由美様 

2.シンポジウム 地域連携とブランディング事例 -事例発表-   (各20分)

 ・『ゆるキャラビジネスへの挑戦 “いまばり バリィさん”』

   第一印刷(株)代表取締役社長 西原孝太郎様

 ・『地域連携ポップカルチャー事業 ONE SAMURAI JAPAN』

  (株)一心社 代表取締役社長 浦久保康裕様

 ・『井の頭公園100年の地域連携と情報発信』 

  (株)文伸 代表取締役社長 川井信良様

 ・『秋田米作農家との連携による高付加価値流通事業の展開』     

   秋田印刷製本(株)代表取締役社長 大門一平様

◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

生越拝

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地理的表示保護制度で保護される7つのブランドが発表されました!

皆様

2015年6月に創設された「地理的表示保護制度」で最初に保護が決まった7つのブランドが、同年12月22日に農林水産省から発表されました。

NHKの19時のニュースで「地理的表示保護制度の今後の課題」を私もコメントさせて頂きました。(*^_^*)

 

地理的表示保護制度について詳細が知りたい方は、下記の政府インターネットテレビ「徳光・木佐の知りたいニッポン!~平成27年6月スタート ホンモノの証 地理的表示保護制度」を御覧下さい。

こちらでも私が説明しています。(*^_^*)

TPPを控えて、農林水産省は更に法改正するそうです。
楽しみです。(*^_^*)

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皆様


久しぶりにブログを書かせて戴きます。

直前のご案内で恐縮ですが、東京理科大学では、「MIPプロフェッショナル講座」を開催しています。

明後日、農林水産分野の成功モデルと言えるニュージーランドのゼスプリの事例研究をします。

日本の農林水産業の輸出方法を一緒に考えましょう。

             記


日時:2015年12月11日(金)18時30分~20時

演目:Zespri知財戦略~ニュージーランド・キゥイのグローバル戦略
講師:海老原誓夫特別顧問(ゼスプリインターナショナルジャパン株式会社前副社長)
場所:東京理科大学MIP C1教室
モデレータ:生越由美(東京理大学専門職大学院教授)
参加費:無料

詳細はこちらです。

HPに申し込みしなくても、当日ご参加できますので御安心下さい。

直接、大学にお越しください。

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IPRを中心とした米国特許無効化戦略セミナー

恵泉国際特許事務所(理科大卒で日米両国で活躍している弁理士の矢口太郎先生)からの御連絡です。
【有料のセミナー】で恐縮ですが、米国改正特許法下の無効化手続(IPR, PGR, CBM)をまとめて学べるそうです。
日本の異議申立制度と無効審判との違いが良く分かると思います。
御関心のある方はお早めに御登録ください。
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米国改正特許法(America Invents Act)において新たな他社特許の無効化制度として付与後レビュー(Post-Grant Review: PGR)、ビジネス方法特許に関する暫定的なレビュー(Transitional Program for Covered Business Model: CBM)及び当事者系レビュー(Inter Partes Review: IPR)が導入され、現地米国でその請求件数は増加の一途を辿っています。
このセミナーでは制度の概要や日本企業が利用する際に注意すべきポイントについて丁寧に解説します。
セミナー後半ではAlice最高裁判決後の特許の保護対象に関する問題について触れ、米国における権利化の際の実務上の留意点について解説します。                    

【日 時】2015年3月12日(木)13時30分~16時30分(質疑含む)
【場 所】AP東京丸の内(東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー3階)
【主 催】Haynes and Boone LLP、Keisen Associates
【講演者】ダスティン・ジョンソン氏、アンドリュー・ロース氏、ジョン・デマーコ氏、司会進行・通訳:矢口太郎氏(日本国弁理士(侵害訴訟代理権付記)・米国弁理士,

詳細についてはこちらをご覧ください。 http://www.japanese.keisenassociates.com/post_27.html

【参加費】 5,400円(消費税込み)
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『知財立国が危ない』が凄いです!(*^_^*)

荒井寿光さんと馬場錬成さんが、『知財立国が危ない』を日本経済新聞出版社から出版されました。
「日本の競争力が失われる!」という副題は身につまされます。

第1章は「気がつけば、日本の知財は世界に抜かれた」から始まります。
先程読み終えましたが、日本が衰退している遠因に日本の知財制度があると気がつかされ愕然としました。

考えてみれば、日本は「音や色などの商標」が保護対象となったのは韓国やインドよりも遅く、意匠もようやく条約加盟が出来ました。
アジア諸国に比べて進んだ知財制度が減少しているは大問題です。

第235頁で私のことにも触れて戴きましたが、農林水産分野の知的財産はこれからが正念場です。
是非、御高覧下さい。

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明けましておめでとうございます!(*^_^*)

皆様

明けましておめでとうございます!(*^_^*)

今年は5年に一度の大型の万国博覧会が開催される年です。

万国博覧会と知的財産の関係を継続して研究したいと考えております。

今年も宜しくお願い申し上げます。o(^-^)o

生越拝

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平成26年度の入学式

皆様

お陰様で、本日、東京理科大学のMIPは10期生を迎えることができました。(*^_^*)

今後とも宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m

今年の入学式の模様は東京理科大学のホームページで見ることができます。o(^_^)o

是非ともご覧ください。

新しい理科大の動きを感じられると思います。

日本武道館は辛うじて桜が残っていましたよ。(*^_^*)

良かったです。o(^_^)o
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平成25年度学位記・修了証書授与式

皆様

平成25年度の卒業式の様子を東京理科大学のホームページで見ることができます。

仕事で卒業式に出れなかった方も、謝恩会で話題になった学長式辞と理事長挨拶が聞けますね。(*^_^*)

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特許・情報フェア&コンフェランス

<本日から3日間>

東京・北の丸公園の科学技術館で始まりました。

初日(本日)午後と3日目の午後(授業終了後の15時半以降)に私はブースにいます。

宜しかったら、是非、御参加下さい。(*^_^*)

<私の研究成果>

私の研究成果を御紹介しています。

地域の活性化と世界で活躍する知財人材です。

ポスターを掲示していますので、是非、ご覧下さい。o(^-^)o

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<いろいろなお客様>

今日は佐賀県庁の方が3名も駆けつけてくれました。(*^_^*)

佐賀県庁では、毎年、県庁建物内で熱心に知財研修に取り組まれています。

県庁職員が知財研修を受け、地域資源を活用した行政に取り組んでおられます。

その成果である「恋するフォーチュンクッキー」の映像を御紹介しています。<(_ _)>

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<放送大学>

熱心な受講生の方から数名からもお声をかけて頂きました。(*^_^*)

何十回も見たという方もおられて、感激でした。o(^-^)o

日本の知財意識の向上のため、放送大学で知的財産の続編が制作できれば有難いのですが。<(_ _)>




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東京都中小企業知的財産シンポジウム

東京都中小企業知的財産シンポジウム

2013年11月19日(火)に標記のシンポジウムが下記の要領で開催されます。

日 時:2013年11月19日(火) 13:30~ 17:00 

■開場12:50 

■相談コーナーは18:00まで開設 

会 場:有楽町朝日ホール 有楽町マリオン11F(東京都千代田区有楽町2-5-1) 

対象者:・都内中小企業(経営者、従業員、個人事業主)、クリエイター、デザイナー
・都内関係機関職員(都、区市町村、商工団体、中小企業支援団体、地域金融機関等) 

主 催:東京都・公益財団法人東京都中小企業振興公社(東京都知的財産総合センター) 

後 援:(予定)経済産業省、特許庁、関東経済産業局、日本弁理士会、日本弁護士連合会、東京商工会議所、東京都商工会連合会、東京都中小企業団体中央会、公立大学法人首都大学東京、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター、(公社)日本技術士会、(一社)発明推進協会、(公財)日本デザイン振興会 (順不同) 

 

<パネルディスカッション>

私は14:45~16:15の「中小企業のヒット商品はこうして生まれる -知財が支える付加価値創造の実践-」 のモデレータで登壇します。

パネリストは、
久保 弥 氏(㈱タカラトミーアーツマーケティング統括部長兼広報宣伝部長)
久米 信行 氏(久米繊維工業㈱ 取締役会長)
田中 秀子 氏(㈱博水社 代表取締役社長)
田島 英行(東京都知的財産総合センター知財戦略アドバイザー)

です。

今回は「クリエイティブ産業×ものづくり産業」がターゲットです。

聴講御希望の方はこちらからお早目にお願いします

皆様の御来場を心から願っています。<(_ _)>

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知財改革第2弾が始まります!(*^_^*)

 2013年9月30日、21世紀構想研究会の知的財産委員会の第1回会合が日比谷のプレスセンタービル9階の会議室で開催され、多くの知財改革への提言を討論しました。

 この委員会は、従来からあった産業技術・知的財産権委員会を発展的に改組し、新たに出発したものです。

 新委員会の委員長には、荒井寿光さん(元内閣官房知的財産戦略推進事務局長、元特許庁長官)、副委員長に佐々木信夫さん(元特許庁特許技監)、事務局長は私です。

 今後も論議を重ねて提言をまとめ、いずれ政府に提出することも視野に入れています。

 米国よりも、欧州よりも、韓国よりも遅れてしまった日本の知財制度を挽回して世界一の知財立国にすることができるでしょうか。

 詳細はNPO法人のホームページをご覧下さい。

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「知識社会とは何か?」-25年後に実現させたい知識社会の姿-

下記は7年前の2006年6月23日に「25年後に実現させたい知識社会の姿」と問われたことに対して書いた原稿で、本邦初公開です。(*^_^*)

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「知識社会とは何か?」-25年後に実現させたい知識社会の姿-

お目覚めシステム
 2030年、東京・芝浦のマンション。五月晴れ。
 

 「朝よ。早く起きて。もう7時よ。今日は上海で大事な会議でしょう?」。

 ベッドのスピーカーから、彼女の優しい声が聞こえる。彼女の声で目覚める朝は幸せだ。声の主は1ヵ月前、いきなり僕を振った元彼女。付き合っていた頃に携帯電話に記録された「彼女の声」を目覚ましコールに使用している。未練がましいと思うが、声データの使用期限を変更しない彼女も悪い。しかし2015年に改正された「個人情報保護法」により他人の声データの無断使用は禁止されている。「ばれたら訴訟かな・・・」。

 こんなことを考えながらまどろんでいると、「7時半だぞ。起きているだろうな。今日は社運をかけたプレゼンの日だ。9時半までに上海の万博記念ホテルに来てくれよ」。ボスの声がスピーカーから響く。これも前日に僕が仕掛けた目覚ましコールだ。ただし「ボスの声」は合法的な使用。社用であれば上司の声データは使用可能と内規で規定されている。「ちっとも嬉しくないけど」。

 こんなつまらないことばかり考えていると、ついにベッドが傾き始め、天井から体内時計をリセットする擬似太陽光が照射され始めた。寝室の壁からは交響曲が大音量で流れてくる。居間ではブラインドが自動的に全開となり、太陽が燦燦と照りつけている。厚さ2mmの壁掛けテレビもニュース番組を伝え始め、キッチンではコーヒーメーカーやパン焼き器が動いている。マンションに標準装備されている「お目覚めシステム」がフル稼働し始めた。僕が起き上がるとベッドは水平に戻り、擬似太陽光は室内灯に変わり、寝室は静けさを取り戻した。

兄さんからの緊急依頼
 洗顔、着替えを済ませ、液晶新聞を片手に持ちながらコーヒーを飲み、パンに噛りついていると、壁掛けテレビが「お兄様からテレビ電話です」と画面の切り替え許可を求めてきた。「切り替えてくれ」というなり兄の顔が大写しになった。兄は世界一のユニバーサル銀行で役員をしている。僕は大学時代に物理学を専攻してから東京理科大学知財専門職大学院(MIP)を出て、世界有数の「時間ビジネス」企業に勤めている。兄も僕も労働者の9割が属するサービス産業に従事していることになる。

 「兄さん、久しぶり。どうしたの?」と聞くと、「いつもながら申し訳ないが、助けてくれ。今日中にブラジルにいる顧客を日本の病院に入院させて欲しい。重い脳梗塞だから『札幌セントラル病院』の「遺伝子治療」でしか完治できないと判断された。家族3名も付き添って来日する。飛行機は最新鋭のものをチャーターしてくれて結構。ホテルのグレードは5星以上だ。食事は豪華に。家族を退屈させないでくれ。万事任せる」

 兄さんからの電話はいつもVIP対応の緊急依頼だ。今や日本は世界有数の医療国家だから世界中のVIPが治療に来る。付き添いの家族に対する観光や娯楽メニューが充実していることも日本のセールスポイントである。病院の手配も娯楽の算段も「時間ビジネス」の領域である。「オーケー。データを至急送って下さい」と言った瞬間、テレビ画面の右上に「お兄様からデータを受領」と表示が現れた。「兄さん、10分以内に手配するよ」と言うなり、僕は会社のシステムに発注をかけた。

エリカの笑顔
 「いつもありがとう。恩に着るよ」と兄さんが礼を述べていると、姪の姿が画面の奥に写った。「エリカは元気ですか」と思わず尋ねた。2週間前、エリカは不慮の事故で大やけどを負ったが、「再生皮膚の培養技術」の驚異的な進歩で5時間以内に皮膚の張替え手術が完了したという。その後について聞くのを忘れていた。

 「すっかり元に戻ったよ」と兄さんが嬉しそうに話す。会話を察し、エリカが飛んできた。顔のやけどが綺麗に治っている。本当に良かった。「おじ様、見て。ママに洋服を作ってもらったの。似合う?」エリカの母は洋裁が趣味である。「今朝、テレビで見たヒマワリ柄のワンピースが着たくてママにおねだりしたら20分で完成したのよ」と嬉しそうに笑う。義姉さんがワンピースの型紙データとヒマワリの図柄データをネット購入し、自宅で布にヒマワリ柄をインクジェットプリンターで染色し、縫製ロボットがエリカの体型データに基づきワンピースを完成させたのだ。「とても似合うよ」と可愛い姪の姿に安堵した。

 日本の医療は世界最高水準だ。特に「遺伝子治療」と「再生皮膚の培養技術」は抜きに出ている。この2つの医療方法は2004年に政府の英断で特許化できることとなり飛躍的に進歩した。その後、慎重な議論が重ねられ、「医療方法全体」についても特許化が推進され、日本は医療国家となったと、中学校の「知財学」の授業で習ったことを思い出した。今振り返ると、2002年2月の小泉首相の施政方針演説から始まった知財改革は日本を「工業社会」から「知識社会」に適合させる歴史に残る大改革だった。「エリカは昔の偉人の英断で救われたんだ」

 義姉さんも出てきた。「主人の無理なお願いのお礼に、ネクタイを作ってあげるわ。今日はどこに行くの?」と聞く。「9時半から上海で重要なプレゼンがあります」と応えると、「プレゼンで映えるネクタイをお届けするわ。機中で受け取ってね」と明るく電話が切れた途端、 画面がニュースに切り替わると同時に、画面右上に「全ての手配が完了」との表示が現れた。会社のシステムがブラジルのVIP一家の来日手配を完了したのである。

 「ありがとう。君はいつも迅速だね」。

世界との距離は国内感覚
 水素燃料の超音速旅客機が2028年に完成し、東京-ロサンゼルス間は2時間となった。上海まで25分もかからないから、マンションを8時に出れば9時には上海空港に到着する。世界一の商業都市である上海の朝の交通事情を考えても、万博記念ホテルまで30分もあればお釣りが来る。

 僕は週3回は出張するが、ほとんど日帰りか1泊2日だ。国内外の出張を区別しない。出張先として多いのは、中国、インドなどのBRICs諸国、定番の米国、欧州に加え、日本国内である。「中国」に行くのは昔なら「横浜」に行くような感覚だし、「欧州」は「京都」だろう。国内出張が割と多いのは、主要都市が地方に分散化されたためである。

 2030年、名古屋の域内総生産(GRP)の成長率は2000年比で9.9%延び、東京(10.7%)、大阪(10.3%)と肩を並べた。しかし少子高齢化の影響を受け、全国の6割の都市は2000年時点よりGRPを低下させている。上昇したのは、農産品、工芸品、伝統芸能、観光資源などを「知的財産」として活用し、「地域ブランド」や「日本ブランド」の構築に成功した地域である。2006年の「地域団体商標制度」の導入が契機となり、「自治体」は江戸時代の「藩」のように地域の特色を生かした製品・サービス作りに努力した。美術館や博物館も観光や教育拠点となった。地域の努力が今日の地域の明暗を分けている。

 2017年に東南アジア諸国連合(ASEAN)が域内のサービス貿易の優先7分野(金融、観光など)を完全自由化し、各国は観光誘致合戦を開始した。韓国は映画のテーマパークをオープン、中国は観光へ総額2兆ドルの投資を行なった。日本は「産業観光」を振興し、「平城遷都祭1300年」などを開催した。2020年には中国人の海外旅行者が年間8億人を超え、「観光ビッグバン」が起こった。誘致合戦はさらに過熱し、各国は空港までのアクセス時間の短縮にしのぎを削った。今では芝浦から空港まで10分だ。

 「8時まで5分ある。もう一杯コーヒーを飲もうかな」

「3分で搭乗システム」は世界共通特許
 ITC技術の進歩で、人間の生活は劇的に楽になった。「音楽を止めて」と言うまで、部屋を移動しても音楽が追いかけてくる。音楽や映像の購入も「それ買います」と言うだけでダウンロード完了。外出時に「行ってくるよ」と言えば、防犯・防災システムが稼動し、掃除ロボットが業務を開始する。マンションの廊下を歩き始めると、エレベータが僕のフロアまで迎えに来る。マンションの玄関では僕の車が待機している。車に乗り込めば、洋服から露出している手や顔で生体認証が完了し、「空港に行ってくれ」というだけで車は自動的に動き始める。運転手がいるわけではない。車に備え付けられているオート・ドライブシステムが稼動するのだ。たまには自分で運転するけれど、朝は渋滞や事故を防ぐためシステムに任せることが交通ルールとなっている。

 空港で「動く歩道」に乗れば、搭乗までわずか3分。歩道上で生体認証が行われるため、パスポート番号や行き先が判別される。「チェックイン」も「出国手続」も「セキュリティーチェック」も全て歩道上で完了する。このシステムは2012年に「世界共通特許」として成立し、多くの空港で採用されている。

 上海行きの飛行機は短時間のフライトのため、自席に備え付けられたドリンクシステムを利用する。離陸後間もなく、若い乗務員が近づいてきた。僕の名前を一応確認するなり、赤いリボンのかかった箱が手渡された。「エリカとお揃いのヒマワリ柄のネクタイかな」。開封すると、赤地に龍の模様が並んだ鮮やかなネクタイと「GOOD LUCK!!」と書かれたカード。「御利益あるかな」。

知識社会と時間ビジネス
 20世紀末、先進国は「知識社会」への移行を開始した。科学技術と文化の発展による「豊かな時間」の創造が知識社会の命題である。知識社会では「情報」が生産財の中心となり、このため影響ある領域は「グローバル」となった。工業社会との決定的な違いは「豊かな時間」という新しい中心価値の誕生だ。中心価値の変遷を振り返ると、「農業社会」では餓死しないことが最重要であり「食糧」に中心価値があった。「工業社会」では「食糧」の確保を前提とし、大量生産・大量消費の恩恵を被るために「富」に中心価値が移った。「知識社会」ではこれらを前提として「豊かな時間」に移った。

 趣味やライフスタイルは個人差があるため、「豊かな時間」には多様性が内在する。定量的な計測も困難である。このため新しい価値としてなかなか認識されず、初めて発見されたのは2006年のことであった。 「アメニティー(快適空間)」という言葉があるが「時間」が静止している感が強い。「豊かな時間」とはアメニティー(三次元)に、時間軸を加えた四次元の世界である。この流れを受けて、「時間ビジネス」は「豊かな時間」を提供するサービス産業として誕生した。具体的には、観光、娯楽、習い事、芸術鑑賞、美食、美容、製品開発、農業体験、モノ作り経験、退職後の生活設計が主流だが、心を和らげる点から病院の手配なども受注している。

何と古典的な話だ
 今日のプレゼンの準備にはたっぷり1ヶ月以上を費やした。BRICs諸国は仕事先として重要であり、上海における受注は他のBRICs諸国のビジネスに繋がる。今やブラジルは17.5億人、インドと中国はそれぞれ14.5億人、ロシアは12.5億人と世界人口の大半を占めている。

 話を中国に戻そう。中国は、2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博の開催で様変わりした。交通網はもちろん、「模倣品国家」から「イノベーション国家」に国民意識を大改革した。2030年に中国のGDPは世界の30%を占めたが、人口はまもなくインドに抜かれる。市場規模で牽引した産業構造は限界となり、中国政府は危機感を募らせている。

 今回は「イノベーションを誘発する修学旅行計画」がコンペ対象だ。我社は、「ハイテク技術」と「伝統文化」の相乗効果を訴えた。日本の「科学技術教育」は各国の垂涎の的であり、「伝統文化教育」によるオリジナリティーのある製品作りは強い国際競争力を誇っている。僕の迫力あるプレゼンに満場一致で採択された。毎年数千万人の中国人学生が日本に修学旅行で来る。なんて凄い話だ。

 「最後は君のネクタイが決め手だったそうだ。責任者が中国文化を知り尽くしている我社を強く押してくれた。赤は中国の色、龍は象徴だ。君は本気を出したら凄いね」。その夜の祝賀会でボスが褒めてくれた。「何と古典的な理由だ」。

 すると突然、ボスの背後から僕の彼女が現れた。「大プロジェクトが成功するまで離れていてくれとお願いしたんだ」。ボスは平謝りに謝る。「何と古典的な手法だ」。

2031年、東京・高輪のマンション。冬晴れ。

 「朝よ。早く起きて。もう7時よ。今日はニューデリーで大事な会議でしょう?」

 ベッドの横から、彼女の優しい声が聞こえる。薄目を開けると赤ちゃんを抱いた彼女がいる。僕はどうやら昨年の出来事を夢で思い出していたらしい。

 「彼女の生の声で目覚める朝は幸せだ。人生はこうでなくちゃ!」

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快挙!個人発明家がアップルに勝訴!でも、賠償額がわずか3億円ちょっと。なぜ?

<日本の個人発明家がアップルに勝訴!>

共同通信によると、2013年9月26日13時半に「米アップルの携帯音楽プレーヤーiPod(アイポッド)の円形スイッチが東京都の発明家斎藤憲彦さん(56)の持つ特許権を侵害しているかどうかが争われた訴訟で、東京地裁は26日、アップルの特許権侵害を認め、約3億3千万円の支払いを命じる判決を言い渡した。」という。

更に、斎藤さん側が100億円の賠償を求めていたこと、裁判長は判決確定前でも強制執行ができる仮執行を宣言したことも報道されている。

日本の個人発明家が世界の大企業であるアップルに勝訴したとは快挙である。

<特許権者が控訴を検討!?>

時事通信によると、「開発会社側は賠償額を不服として、控訴するとみられる」、「アップルに対し、日本の裁判所が特許侵害で損害賠償を命じたのは初めてという」、「(特許権は)日本でしか登録されていない」という。

侵害品は「クリックホイール」と呼ばれる対象製品はiPodとiPod nanoで、旧モデルを含む5製品のiPod正面の丸い操作ボタンに関する特許である。

リング状のタッチセンサーとクリックボタンを組み合わせた技術である。

<判決のネット公開>

2013年9月27日2時半時点は最高裁判所のホームページに判決は掲載されていないので詳細は不明です。

<齋藤さんの特許権>

この訴訟のベースとなる特許権は「JPB_0003852854.pdf」をダウンロード

です。是非、特許公報を読んで、これから公表される判決に備えましょう!(*^_^*)

今日のMIPの授業はこの話から始めます。o(^-^)o

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恋するフォーチュンクッキー 佐賀県庁 Ver. / AKB48[公式]

<佐賀県庁が変わった!>

2013年9月8日からユーチューブに恋するフォーチュンクッキー 佐賀県庁 Ver. / AKB48[公式]」が公開されています。

古川康・佐賀県知事を筆頭に、佐賀県庁や関係団体の職員、ゆるきゃらたちが踊りまくっています。

じぇじぇじぇ・・・の世界です。(@_@;)

でも、皆様とても上手です。o(^-^)o

真面目な話、撮影場所は、佐賀県の地域資源に関する場所ばかりです。

地域ブランドに御関心のある方は必見です。o(^-^)o

楽しいことは良いことですね。(*^_^*)

撮影に当たり、皆様、もう特訓されたことでしょうが、大きな成果がありましたね。(*^_^*)

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『中国における商標の保護と模倣品対策〜中国商標法の第三次改正について〜』

<無料セミナーの御案内>

 『中国における商標の保護と模倣品対策〜中国商標法の第三次改正について〜』と題して、 遠藤誠先生(BLJ法律事務所代表弁護士)が下記のセミナーで3番目にご講演されます。

 前の2つのご講演は龍神嘉彦先生(龍神国際特許事務所代表弁理士・ニューヨーク州弁護士)です。

日時:2013年9月11日(水)13:30~16:45
会場:東京ステーションコンファレンス(東京駅直結)
5階503BCD(定員100名)
参加費:無料 ※定員になり次第、受付を締め切らせて頂きます。

13:30~14:45 「商標出願の基礎とグローバルなブランド戦略」
15:00~15:30 「商標ライセンス契約の魅力と落とし穴」
15:30~16:30 「中国における商標の保護と模倣品対策~中国商標法の第三次改正について~ 」

詳細はこちらです

御関心のある方は、是非、お申し込みください

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違法コンテンツを排除する最先端技術とは?

皆様

今週金曜日は、東京理科大学MIPのC2教室でコンテンツ業界勉強会を開催します。

日 時:2013年7月12日(金) 20時—21時

場   所:  東京理科大学専門職大学院(MIP)C2教室

         東京都千代田区飯田橋4-25-1-12 セントラルプラザ2階(飯田橋駅徒歩1分)

アクセスMAP

ソニーマーケティングの執行役員から転身され、米4大TVネットワークや、6大メジャー映画スタジオがすでに採用している、米シリコンバレー/サンタクララに本社を置くVobile社の日本法人であるVobile Japan株式会社の執行役員常務の林和義氏にご講義いただくので外部の皆様にもオープンします。

コンテンツ業界勉強会とはMIPの卒業生、現役生が一緒に業界事情や著作権法などをプロジェクト研究の一環として勉強する会です。

通常はオープンにしていませんので、是非、この機会にお越しください。

御登壇いただく林さんと会社についてはこちらの記事が詳しいです

議題は「守りと攻め」で、林さんの思いは次の通りです。

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急速に成長するUGC(ユーザー投稿)サイト、サイバーロッカー(ファイルストレージ)サイトなどへの違法コピーの投稿により、著作権侵害コンテンツが流通し、コンテンツオーナーにとって脅威となっています。

この流通を防ぐためには、迅速かつ正確に違法コピーの所在を特定し、速やかにサイトに削除通知を出すことが必要です。

その対応策として、人手をかけたキーワード検索で違法コンテンツを探しているケースも未だ少なくありません。

ただ、これでは膨大な時間と労力が必要になるだけでなく、24時間・365日の監視は事実上困難です。

また、地域制限の設定でアクセスできないサイトでは、映像の確認すらできないのが実情です。

こうした課題を解決し、コンテンツオーナーのワークフローをより効率的に改善するためのソリューションを提供するシステムとしてVideoTracker(r)サービスを開発しました。

また、リビングで、あるいは、オフィス、街頭、ショップなどで見かけるデジタルサイネージ、さらには、映画館、ミュージアムなど、今やあらゆる場所に映像・画像のコンテンツ情報が溢れ出ています。

これらのコンテンツとモバイルデバイス(スマートフォン、タブレット)を結びつけ、新たな楽しみを消費者に提供するソーシャルツールとして、msync(r)アプリケーションサービスを開発しました。

この2つの取り組みについてご説明させて頂きます。消費者として、あるいは、事業者として、ご興味を持って戴ければ幸いです。

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御関心のある方は、生越までメールお知らせ下さい
御職業(企業名or学校名)とお名前をお知らせ下さい。

生越拝

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日本茶の輸出に関するセミナーを開催します!

皆様へ

東京理科大学MIPのC2教室で地域ブランド研究会を開催します。

日 時:2013年7月5日(金) 19時—21時

場   所:  東京理科大学専門職大学院(MIP)C2教室

         東京都千代田区飯田橋4-25-1-12 セントラルプラザ2階(飯田橋駅徒歩1分)

アクセスMAP

テーマ:「日本文化を世界中の消費者にお届けする  ネット通販から始めて、海外市場を開拓して、販路を確保していく海外展開事業パートナー(仮題)」です。

この研究会は「プロジェクト研究」を補完し、深化させる位置づけで開催していますが、今回は、御関心のある外部の方にもご来場いただければと思い、御案内させていただきます。

近年、欧米で話題の日本茶をネット販売することに成功し、他の日本の伝統製品のマーケット調査されているお話です。

今月の講演者は、アメリカ人のIan Chun (イアン・チュン)氏です。

中国系アメリカ人で、ハワイで生まれて育ち、日系人の友達が勉強していた「ひらがな」という書き方の美しさ、日本料理の美味しさなどはずっと憧れて・・・という方です。

会社や講演者の詳細はこちらです。
http://www.mlatte.com/

御関心のある方は、生越までメールお知らせ下さい
御職業(学校名)とお名前をお知らせ下さい。

生越拝

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ミリアド特許の米国最高裁判決

<判決の要旨>

2013年6月13日に米国最高裁は、自然に発生するDNA断片は自然の産物であり、特許は認められない、しかし遺伝子から加工される「相補的DNA(cDNA)」という人工遺伝子は「自然に発生はしないとの判決を下した(判決本文は←をクリックして下さい)。

最近、アンジェリー・ナジョリーさんの手術で知れ渡った「BRCA1、BRCA2という乳がん・卵巣がんに関する特定の遺伝子」に関する特許権(ミリアド・ジェネティクス社)に対する判断である。

<判決の影響>

今まで先進各国は遺伝子特許を認めてきた。このため、バイオ企業や製薬会社に多大な打撃を与えるという見方はあるが、現実には他のカテゴリーで特許が取れるので大きな影響はないという意見もある。

各国の特許庁の審査基準はこの判決を見て、大きな影響を受けると思われる。

<私の見解>

私は自然遺伝子(自然に発生する遺伝子、体内に自然に存在するもの)と加工遺伝子(人為的に加工された遺伝子)で分けて考えれば今回の判決を理解しやすいと思う。

つまり、自然遺伝子については特許を与えないとし、実際に使用する形態である加工遺伝子については特許を認めるというバランスを明示したのである。

米国特許法の起草者であるトーマス・ジェファーソンの「太陽の下、人間が作ったものは特許の対象となる」という言葉通りである。

こうすれば、人間の体内に在るものが特許侵害となる心配はなく、工夫すればバイオ産業の研究投資を回収させることも可能であろう。

米国でも下級審でばらばらだった判決を米国の最高裁判所の判断でルールが一つ見えたことは素晴らしいと思う。

ただし、今後の遺伝子に関する知財戦略は再構築が重要である。

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