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2006年11月

開発途上国「一村一品」キャンペーン

昨日のブログは羽田空港から鹿児島空港への最終便の機上で書きました。フライト時間が1時間50分もあったので・・・。アップしたのは鹿児島のホテルです。<(_ _)>

昨日は初めて農林水産関係の方々へお話させて頂いたので、かなり緊張しました。いつもは結構遅くまで起きているのですが、珍しく早寝しました。<(_ _)>

そこで今朝は早起きして、昨日の続きを書いています。(*^_^*)

<開発途上国の地域ブランド>

羽田空港第2ターミナルの出発ロビーフロアで「一村一品マーケット」を大発見!!

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2005年12月に、小泉前総理が開発途上国の支援策として「開発イニシアティブ」を発表しました。その一環として、経済産業省とJETRO(日本貿易振興機構)が中心となって途上国の「一村一品」運動を支援しています。

2006年2~9月の間だけ羽田空港にマーケットを設置する予定と聞いていたのですが、好評に付き延長されたそうです。(*^_^*)

開発途上国の地域ブランドを身近で見る機会は少ないので勉強になります。素敵な置物や装飾具、衣類、食料(コーヒー、塩)などが販売されています。

これらの品々を見ると、日本の地域ブランドの製品がどのように見られるかも考えさせられます。

昨日も多くのお客様が入っていました。常設マーケットになると良いですね。(*^_^*)

現在、成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港、神戸空港でも「一村一品マーケット」が設置されているそうです。

羽田空港の担当者にお話を伺ったら、「一村一品も出せない水準の国々も多い。そういう国も合わせて支援したい」とのことでした。いろいろと考えさせられました。

なんと、今日から福岡空港でもオープンだそうです。(*^_^*)

御盛況を祈念しています。<(_ _)>

<かわいい「パロ」>

マーケットの入り口にはなんと・・・。

世界一の癒しロボットの「パロ」がいました。(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)

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パロについては、以前、メルマガに書かせて頂きました。<(_ _)>

第7回「『芸術』と『科学技術』の融合が始まった」

http://innovation.nikkeibp.co.jp/mailbn/20060726-00.html

一度、触って見られることをお奨めします。昨日もやはり可愛かったです。(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)

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農林水産省の知財研修

<知的財産活用研修>

今日は、茨城県つくば市の農林水産省農林水産研修所・生活技術研修館にお邪魔しました。

こちらは、最寄り駅の筑波エクスプレスの「みどりの」駅。(*^_^*)

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第1回目の「知的財産活用研修」が開催されました。正確に言うと、「スペシャリスト機能強化研修」の「専門能力強化研修」の一環です。

研修対象は、都道府県で農家の皆様に普及指導員をされている方々。多くの都道府県から参加されていました。画期的な出来事だと思います。<(_ _)>

私の担当は「地域ブランドづくりの戦略」でしたが、明日以降は、弁理士の先生、内閣官房・知的財産推進事務局、種苗管理センター、農林水産省大臣官房評価課などのスペシャリストが御講義されるという充実した内容です。

農林水産省は、2006年2月に「知的財産戦略本部」を置き、7月には大臣官房評価課に「知的財産戦略チーム」を設置されたそうです。

日本の農林水産の知財戦略が大きく変わる予感がします。

研修でお目にかかった皆様、ありがとうございました。<(_ _)>

<生活技術研修館>

研修前、波川鎮男館長から「生活技術研修館」の歴史を伺いました。

昭和33年、社団法人農山漁業家生活改善研究会が国内外の企業関係者から寄付を受けて「生活改善技術館」を建設し、翌年、農林省に寄付されたのが発祥だそうです。

日本企業では、松下電器産業、ブリジストンなど。外国からはロックフェラー財団などだそうです。

戦後早々にシステムキッチン、水洗トイレ、二段ベットを備えた「生活改善技術館」に泊り込み研修で訪れた農業や漁業関係者の女性たちが受けた生活格差の衝撃は容易に想像できます。

衛生、栄養、技術など、多くのことを学ばれたことと拝察します。

日本の生活レベルを劇的に引き上げた研修機関なのです。

現在は「食の安全」や「農業経営」などに、研修の重心が移っておられます。

『生活技術研究館だより(第13号)』に、「東京六本木にあった思い出のものは全ては筑波に持ってくることができませんでした・・・」と書いてあります。

館長によると、六本木の庁舎には、「松」という文字を書いたプレート、「石」という文字を書いたプレートがあったそうです。松下電器産業とブリジストンに対する感謝と敬意の表明ですね。素晴らしことと思いました。

今年の4月に筑波に移転する時に持ってくることができなかったそうです。物理的に搬送が困難だったのでしょう。文章に残念さが滲み出ているように思いました。

また、挟んであった資料のまとめにはこう書いてありました。

「生活改良普及員による栄養改善活動は、農家を迷信や因習から解放して健康と経済安定に貢献し、食糧増産と日本経済破綻の危機回避を手伝いました。・・・消費者と農業の場の絆を育て、産直や企業や地域特産品づくりなど、地域農業の活性化に役立っていることはいうまでもありません。」

「栄養改善」という生活に逼迫した時代から、「地域ブランドの確立」を豊かな生活を目指す時代に移行していることは改めて幸せだと感じました。<(_ _)>

この研修手法が開発途上国に生かされ始めているそうです。

実は、昨日は筑波から鹿児島に移動したのですが、このお話を伺った直後、羽田空港で開発途上国の「一村一品マーケット」を発見しました。

考えさせられることがたくさんありました。詳細は、明日。<(_ _)>

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地域ブランドと技術開発

<地域ブランドを支える技術たち>

地域ブランドの誕生には、技術がサポートしている事例が多いようです。

ですから、農作物、伝統工芸品だけが「地域ブランド」を構成すると考えてはいけません。

これらを支える技術やシステムも視野に入れて、「地域ブランド」のビジネスモデルを構築することが成功のポイントだと思います。

<ももいちご>

最初の事例は、「ももいちご」の搬送容器の例。

「ももいちご」とは、徳島県佐那河内村の数十件の農家でだけ生産されている「ブランドいちご」で、12月中旬から3月の下旬まで、地元・徳島と大阪の卸売市場にしか出荷されないそうです。

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http://www.vill.sanagochi.lg.jp/kanko/tokusan.html から転載

JA徳島市佐那河内村支所と大阪中央青果株式会社が共同開発されました。

果実は普通のイチゴよりかなり大きく、形が桃に似ているため「ももいちご」と命名。

大きなイチゴは痛みやすいため、発泡スチロールを活用した搬送容器の開発が地域ブランド発信のポイントだったそうです。

<いろどり>

同じく徳島県の勝浦郡上勝町のお話。

料亭に料理を飾る紅葉や楓などを出荷する「葉っぱビジネス」で有名な『いろどり』という会社があります。

http://www.irodori.co.jp/index/index1.html

高齢者でも扱える使いやすい独自の発注・受注システムの構築がポイントだったのだそうです。IT技術がいろどりを支えています。

現在では、生産農家のほとんどは高齢者ですが、パソコンを操作して出荷数量についての戦略を立てておられます。

上勝町は人口2,119人(高齢者比率は46.67%)と四国で最も人口の少ない町。

いろどり事業で、各農家の年収は一千万円を超える方も多いと聞きました。

また、この事業に取り組むことが『生きがい』となり、寝たきりの高齢者はわずか2名といいます。

地域ブランドで生きがいと健康を手に入れられたとは、素晴らしいお話ですね。

<干し柿>

昨夕、大変美味しい『干し柿』を試食させて頂きました。

適度な水分と甘みがある素晴らしい干し柿でした。

四国電力グループである「四国エナジーサービスグループ」の産業電化システムを活用した「干し柿乾燥システム『柿ドライ』」で作られたそうです。

http://www.yonden-yes.jp/sangyo/pdf/kakidry.pdf

現在、「ももいちご」や「いろどり」などの成功例を目指して、徳島県では地域ブランド興しが大変活発だそうです。

分野が違っても、身近な成功例は最大のお手本になるようですね。

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広島の子供たち

<知的創造サイクル啓発事業>

今日は広島で、指導者の方々に対する講演と小学生の皆さんと一緒に工作をしてきました(詳細は11月5日付けのブログ参照)。

子供たちの力作を御覧下さい。皆さん、夢中で大発明をされました。

この啓発事業は小学生にとって得がたい経験になると思います。

未来の発明家さんの誕生が楽しみですね。(*^_^*)

遠山先生、只今療養中様、久野様、Pecan様、コメントやトラックバックに御礼申し上げます。

未来の発明家さんたちがデビューする前に、職務発明やデータ捏造などのいろいろな問題を解決しておいてあげたいですね。

志を高く持って頑張りましょう。(*^_^*)

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<子供たちの発明>

今回も素晴らしい発明の数々でした。

華麗な発明の数々を御覧下さい。

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<お披露目>

完成後、一人一人が超美人の奥窪峰子アナウンサー(左から2番目)からインタビューされました。

小学生にとってかなり緊張する瞬間です。

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小学校の校長先生だった大ベテランの松田純宏先生(一番右)も、工作の指導が終わりホッとされた様子でした。

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最後に、一同揃って記念撮影をしました。

とっても楽しい時間でしたね。皆様、大変お疲れ様でした。

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升永英俊弁護士の「職務発明論」

<理科大MIPセミナー>

昨晩、「理科大MIPセミナー」が開催されました。

「職務発明訴訟」の原告代理人として有名な升永英俊・弁護士に御登壇戴きました。

「理科大MIPセミナー」は「東京理科大学専門職大学院(MIP)知財戦略セミナー」の略称で、月に一回程度開催されています。

事前に申し込みいただければ、どなたでも参加できますので、是非、お越し下さい。詳細は、下記を御参照下さい。

http://www.kosoken.org/

私は、このNPO21世紀構想研究会で産業技術・知的財産権委員会の委員長をしています。

前回の講師は、三村量一・知的財産高等裁判所裁判官でした。

次回の日時と講師が決まり次第、お知らせします。

<職務発明論>

2006年9月13日(水)に日本経済新聞の経済教室に掲載された「発明利益 技術者へ還元を」に基づいて詳細に御説明戴きました。

「富のルール」の変遷、「知的財産の時代」に「工業時代」の経営を行うことによる営業利益率の低迷、各時代毎の富を生む方法など。

最後に、渋谷高弘著の『特許は会社のものか』に記載されている、スズキ(自動車メーカー)の鈴木修会長の200億円中村判決(青色LEDに関する東京地裁判決)についての発言を紹介されました。

「あれだけ利益を上げる発明なら、200億円なんて安いものだ。近く社内に(発明を奨励し、それに見合う報酬を惜しまないという)通達を出すつもりだ。具体的的な算定式(の)策定)などはこれからになるが、200億円に相当するぐらいの発明をぜひやってほしい・・・」というコメントの紹介が印象的でした。

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地理的表示による日本酒の保護

<地理的表示とは?>

ワインの「ボルドー」や「シャブリ」、ブランデーの「コニャック」のように、日本の焼酎も地理的な「原産地名」で保護することが可能となっています。

これは、「TRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)」で、世界貿易機関(WTO=1995年1月1日設立)加盟国に、「ぶどう酒及び蒸留酒の地理的表示の保護」が義務付けられたためです。

これを受け、日本では「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」の規定に基づき、「地理的表示に関する表示基準」が整備されました(1995年7月1日から適用)。

これに先立ち、国税庁長官は、1995年6月、壱岐焼酎の産地である「壱岐」、球磨焼酎の産地である「球磨」、琉球泡盛の産地である「琉球」を指定しました。

さらに、2004年9月28日に「地理的表示に関する表示基準」の一部を改正して、「清酒」の産地を表示する地理的表示を保護することとしたのです。

2005年12月、薩摩焼酎の産地である「薩摩」、白山清酒の産地である「白山」が指定されました。

<白山菊酒が第1号>

「白山」は、清酒の地理的表示の産地として国税庁長官が指定した第1号となりました。

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(画像は(財)石川県産業創出支援機構「イシコ Vol.30」 

http://www.isico.or.jp/journal/isico030.htm より転載)

ブランドネームは「白山菊酒」で、「白山菊酒呼称統制機構」に加盟する蔵元5社が製造する日本酒の統一呼称です。http://www.hakusan-kikusake.jp/

昔から手取川流域で醸造される酒を「加賀菊酒」と呼ばれ、その高い品質は全国に認められていたそうです。

しかしながら、日本酒はTRIPS協定での強力な保護は受けていません。「地理的表示」と「商標」の保護範囲などについては、後日、御紹介させて頂きます。

<金谷社長への御礼>

末筆ながら。

昨日、私の研究室のS君が石川県白山市の「株式会社 金谷酒造店」さんに取材させて頂きました。

金谷社長、御多忙の中、院生の取材に熱心に応じて戴き御礼申し上げます。

院生の報告によると、金谷社長は慶応ビジネススクールの6期生で、地域ブランドにも深い見識と熱意をもった方とのこと。

現在、「白山菊酒呼称統制機構」の理事長をなさって世界に通用するブランド構築を目指しておられるとのこと。

いろいろな面で大変勉強になったようです。今後共、宜しく御指導下さいませ。

重ねて御礼申し上げます。

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明細書におけるデータ捏造問題

<メールマガジン>

2006年1月から、日経BP社 産学連携事務局で「産学連携と知財戦略」のメールマガジンを月に一回、書かせていただいています。

第11回目の今回は「明細書におけるデータ捏造問題」です。

内容は、下記を御参照下さいませ。

http://innovation.nikkeibp.co.jp/mailbn/20061122-00.html

<この記事の背景>

原稿では「日米欧の三極特許庁会合」を例に挙げましたが、同時に、「世界知的所有権機関(WIPO)の東京会合」でも、先進41カ国で「世界特許」に向けたルールづくりについて議論されました。

ユーザーの悲願である「世界特許」の時代は近いと思います。

特許出願の考え方を一新する時代が来ています。

未来を見据えて、先手を打たれることをお奨めします。

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地域団体商標制度の部屋

<特許庁のホームページのトピック欄>

「地域団体商標制度の部屋」が誕生しましたので、訪問しました。

http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/t_dantai_syouhyou.htm

「地域団体商標」の情報が集約されているのでとても便利なサイトです。是非、御覧下さい。

少しだけ残念(?)だったのが、他の頁と同じ作りで「部屋」的でないこと。タイトルだけでも変えられたら嬉しいです。期待しています。(*^_^*)

真面目な話し。

地域団体商標出願で登録されたものは、10月27日(金)に55件、11月21日(火)に9件で、合計64件です。

各地域で大きな話題となっています。

これからどんな地域団体商標が誕生するのか楽しみですね。(*^_^*)

<JAPANブランド>

今日、新宿の伊勢丹(デパート)を少し散策しました。

平成16年度に採択されたJAPANブランドの一つの「燕(enn)」の商品が展示されるという情報を戴いたからです。

伊勢丹に展示されるのは来月の予定とのことで、今日は商品を手にとって見ることはできませんでした。

(今日はこの写真をメインにしようと考えていました)

今、「JAPANブランド」への取り組みは大変活発になっています。

http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/japan_brand/

デパートの担当者と話していて気がついたことは、一流のデパートに製品を陳列することは至難の業であるということでした。

地域ブランドの研究者でも、消費者として商品を見るためには東奔西走する毎日です。

JAPANブランドを支援するには、デパートなどの理解と協力が必要と気がつきました。

消費者へアピールし、販売する機会がさらに増えることを願っています。(*^_^*)

<日曜日から火曜日まで>

「知財政策」の授業と原稿書きと荷造りに追われていました。

明日発行されるメルマガの原稿を、日経BP社の永栄プロデューサーとやり取りしている最中にこのブログを書いています。

いつもなら月曜日の朝にメールで送っている原稿が、今回は火曜日の昼となりました。永栄さん、ごめんなさい。<(_ _)>

時間を取られた要因は、下記の報告書のパッキングでした。

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政治家の先生方、中央官庁の担当者、アンケート調査にお答え戴いた自治体・関係機関の皆様、文化産業・地域ブランドの関係者宛に送付させて頂きました。

発送前は数百の封筒で山となり、デジカメで取る気にもなりませんでした。夕方、ようやくクロネコさんが台車を搬入して回収してくれました。

皆様、もう少々お待ち下さいませ。<(_ _)>

手伝ってくださった院生さんに御礼申し上げます。<(_ _)>

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特許の演習授業

<出願書類を作ろう!>

私が担当している「知財学特論C(機械系特許の演習)」の授業では、前期は5月初旬、後期は11月初旬にMIPの院生さんに特許の出願書類(願書、明細書、図面、特許請求の範囲、要約書など)を作成して頂きます。

それも既存の発明ではなく、「自分で発明したもの」を条件としています。

したがって特許文献などの先行技術調査ができることが必要となりますし、特許電子図書館(IPDL)や国際特許分類(IPC)を知っていることが前提となります。

そこで、前期は4月、後期は10月に、明細書の構造、特許検索の方法、国際特許分類の内容などを講義しています。

その後、「自力で発明して、明細書を作り、所定の日までに提出しなさい」と院生さんたちを奈落の底に突き落とします。

学期が始まってからわずか1月後が出願書類の締切ですから、明細書の枚数の上限を設定しているとはいえ、かなり過酷な課題であると認識しています。

谷に突き落とすと言われる「ライオンの子育て」に似ていますね。(*^_^*)

一体どうなるでしょう?

<拒絶理由通知を作る月

多くの院生さんにとって生まれて初めての経験ですが、画期的な発明をされ、立派な明細書を作られます。

毎年、院生さんの才能に脱帽しています。

そこで、全員の出願書類に対して「拒絶理由通知」又は「特許査定」を起案することにしています。

したがって、5月と11月は一か月で二十数名分の拒絶理由通知書を起案するのが恒例行事となっています。

私にとって、審査官時代の感覚を思い出す貴重な月なのです。

この月は、院生さんの発明の本質は何かをずっと追いかけて考えます。出張先のホテルも、高速インターネット回線があることを必須条件としています。

この発明を追いかける審査の感覚を忘れてはいけないと自覚しているところです。

また、特許電子図書館(IPDL)とインターネット検索が主要な検索ツールとなりますので、IPDLの機能を定点観測していることとなります。

最近、かなり改善されました。何が改善されたのでしょうか。

<特許電子図書館(IPDL)>

一つ目は、特許の公報データを「文献単位」でダウンロード・印刷できるようになったことです。従来は、「1枚ずつ」しかダウンロード・印刷できませんでしたので、数十枚の公報を見ることが大変苦痛でした。

二つ目は、審査の経過情報とリンクが強化されたことです。

見ている特許の公報の発明が特許となったか、拒絶となったかなどが確認しやすくなりました。これも画期的です。

しかし正直な話、特許庁内の検索ツールに比べて検索精度はかなり落ちますので探しきれない引用文献があります。記憶している引用文献が出てこない苛立ちを感じるときがあります。

商用検索ツールとのバランスはあると思いますが、特許庁の審査負担を軽減するためには民間の検索精度を高める施策が必要と痛感する瞬間です。

無駄な出願をしないことは民間のメリットですし、特許とならない出願を審査しなくて済むことは特許庁のメリットだと思います。

本日(18日)の授業で、受講している院生全員に対してやっと拒絶理由通知を説明できました。(*^_^*)

ホッとする瞬間ですが、半年後に同じ状況となります。

外部から、特許電子図書館(IPDL)の更なる進化に心から期待しています。

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映画監督とプロデューサー

<ハリウッドで勝て!>

ホラー映画の『THE JUON(呪怨)』を御存知ですか?

一瀬隆重(いちせたかしげ)氏がプロデュースした映画で、日本人で全米一位を獲得した唯一の映画です。

公開初日で約15億円を稼ぎ出し、2週連続で全米興行収入一位を達成しました。

今夕、都内のホテルで一瀬氏の「ハリウッドで勝て!」の出版記念が開催されました。

俳優・石坂浩二さんの挨拶に始まり、内閣府副大臣・林芳正議員が司会されるなど、豪華なパーティーでした。

一瀬さんは御挨拶で若い人の目標となるよう、ますます頑張りたいと話されていました。

『THE JUON(呪怨)』の清水崇監督は「最新作を披露します」といって、出版祝いとして短編映画を披露されました。

最後の場面で、黒髪のホラー映画の主役が女装した清水監督と分かり大爆笑。(*^_^*)

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<映画監督って何だ!>

パーティーの後、夜9時から日本映画監督協会監修の映画『映画監督って何だ!』を渋谷ユーロスペースで見てきました(平日は夜9時からのみで、東京の上映は明日まで)。

映画監督200名で製作した映画で、現行の著作権法29条が成立するまでの経緯をあぶりだし、抗議する内容の映画。映画としても、結構楽しめました。

脚本・監督は伊藤俊也さん、音楽は宇崎竜童さん。監督たちの「にわか俳優(でもかなり上手)」に加え、本物の俳優の小泉今日子さん、佐野史郎さんなどが登場されます。

著作権法第29条第1項とは、「映画の著作物(第十五条第一項、次項又は第三項の規定の適用を受けるものを除く。)の著作権は、その著作者が映画製作者に対し当該映画の著作物の製作に参加することを約束しているときは、当該映画製作者に帰属する。」

「監督」は「映画製作者」に当たらないと解されているそうです。そこで、「監督は映画の著作権者である」と主張され、法改正を求めておられます。

映画を見ながら、「職務発明問題」に本質が近いと感じました。

映画上映後、2人の映画監督と1人のプロデューサーによるトークショーが行われました。

映画の著作権は、「監督だけが有する」という考え方と「監督を含めた共同著作物である」という考え方が協会内で並存しているそうです。いろいろな面で、大変勉強になりました。

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知的財産戦略調査会

<農林水産関係の知財戦略>

ブログを休みすぎ・・・と何人かの方に叱られました。気を抜くといけませんね。<(_ _)>

月曜日は「知財政策」の授業と「知財学特論C」の授業準備をしていました。

火曜日は種苗法と特許法と商標法の関係を調査していました。

11月29日はつくば、12月26日は石川県で、農林水産関連の地域ブランドのお話をさせて頂きます。

種苗法で登録した名前は、商標登録することができないことを御存知ですか?

「地域ブランド」の構築は、種苗の出願時から戦略が必要なのです。

<ナント、朝8時から開催される会議>

今朝は、朝8時から永田町・自民党で開催された「知的財産戦略調査会」を傍聴。

朝の早い会議に、100名以上の人が集まってくることに感動しました。

会長が松田岩夫先生、最高顧問が中川秀直先生、保岡興治先生など、60名余の議員の先生で構成されています。

省庁からの出席者は、内閣官房知的財産戦略推進事務局、経済産業省(特許庁・中小企業庁も)、文部科学省(文化庁も)、総務省、外務省、財務省、農林水産省、公正取引委員会、警察庁など。

議題は、経団連の代表から知的財産戦略に対する報告など。熱心で鋭い質疑応答が行われました。

国民に対する知財教育の一つの手法として、私が担当する2008年から放送予定の放送大学における「知財教育」の御報告もありました。主任講師として結構緊張しています。

<11月の歌舞伎座の櫓(やぐら)>

ところで、昨日の夕方、文化産業の企業取材で東銀座を通りかかりました。

面白いビジネスモデルですので、後日、詳細をお知らせしますね。(*^_^*)

歌舞伎座を通りかかったついでに、一年に一月しか見られない「櫓」の写真を撮りました。写真中央の青い布で囲まれた方形のもの。

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「櫓」は、毎年十一月に「顔見世興行」を行うとき、劇場の正面に設けられるそうです。

江戸時代、劇場の営業には幕府の許可が必要でした。櫓が許可のシンボル。

建て替え前の歌舞伎座の櫓を上げた、昔ながらの姿をお見せしたかったのです。

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NHK福岡

<知的創造サイクル啓発事業>

今日は、NHK福岡で講演しました。

午前は「指導者(小学校の先生)向け」、午後は「小学生向け」に、「知的財産」のお話をさせて頂きました。

NHKのスタジオはかなり広く、ライトがかなり暑かったです。

集まって下った大人たちは、小学校の先生を始め、幼児・保育教育を勉強する大学生たちに、発明クラブ関係の指導者の方々でした。

子供たちも30名以上が集まり、熱心に発明に取り組んでくださいました。

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<万博を2回行った国は、一流の文化国家>

本日の午前に講演したお話です。昨年、私は万国博覧会(万博)と知的財産の研究をしていました。

1800年代の半ば。ヴィクトリア女王とアルバート公は、イギリスの文化レベルが世界的に遜色がないことを証明する方策を探していました。

閃いたのが、万国博覧会(万博)。そこで、イギリスは世界に先駆け、万博を開催しました。

万博を2回開催したことで、イギリス国民は自国の文化が一流国並みと理解できたようです。

米国も同じ手法を使いました。1929年の大恐慌の後のこと。ルーズベルト大統領は、国民の自信を取り戻すために、万博を米国で集中して開催しました。

2005年、日本は二回目となる愛知万博を開催しました。

そろそろ「日本の文化や技術は素晴らしい」と日本人がしっかり認識して良い時期と考えます。

外国から評価されなければ、自国の文化や技術が評価できない時代から脱却すべきだと思います。

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<一週間>

ブログの書き始め、せめて一週間は毎日書こうと誓いました。

今日で嬉しい一週間目です。(*^_^*)

これからは少しペースを落とす予定ですが、どうなるかは自分でも分かりません。

B型のためか、行き当たりバッタリで人生を生きています。

どうかお気軽にお付き合い下さいませ。(*^_^*)

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福岡

<福岡アジア美術館>

今日の午前はMIP(知財専門職大学院)で授業し、午後は福岡に移動しました。

雨のため飛行機が遅れて、17時半に福岡空港に到着しました。

少し時間があったので、日本経済新聞の調査でAAにランクされた「福岡アジア美術館」を見学しました。

博多座の真横の「リバレインセンタービル」7、8階に美術館があります。

「アジア」の雰囲気に溢れる展示とミュージアムショップでした。

美術館の担当者に許諾を得て写真を取らせていただきました。

こちらはミュージアムショップです。

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また、キッズコーナー(小学生以下)も充実していました。

「14匹シリーズ」の韓国語版など、韓国語や英語の絵本もたくさん並んでいました。

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特別展として「京都清水寺展」が開催されており、多数の寺宝が京都・清水寺で見るより間近で見ることができました。

本堂の風神像・雷神像と、奥の院の風神像・雷神の違いなど、とても理解しやすかったです。

勉強になったのが「お仏壇・お墓のはせがわ」が特別協賛されていたこと。

「はせがわ美術工芸」として、仏壇製造の技術を生かして寺院の修復も手がけられているそうです。

<神奈川沖浪裏>

昨日の補足です。

北斎の「神奈川沖浪裏」が分らないとお問い合わせを戴きました。<(_ _)>

「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と言った方が分りやすかったですね。お詫び申し上げます。

シャープのCMは「神奈川沖浪裏」が本物の波の画像に変わるもので、下記で見ることができます。

http://www.sharp.co.jp/products/cm/tv/tv112.html

余談ですが、この錦絵は多くの芸術家に影響を与えたそうです。(*^_^*)

フランスの作曲家ドビュッシーの交響詩の「海」、彫刻家クローデルの「波」などです。

ちなみに、CMのBGMは「G線上のアリア~JOY」でした。

<富嶽三十六景>

富士山を描いた36図揃いでしたが、さらに10図が追加されて、全部で46図揃いだそうです。

この中で一番有名なのが先程の「神奈川沖浪裏」。

錦絵とは、多色摺りの木版画で、織物の錦のように美しいという意味で名付けられたそうです。

版画なので複数の作品が現存する場合があります。

しかし、ぼかしなどの違いがあるため一点物と考えられているそうです。

日本では東京国立博物館、アメリカではメトロポリタン美術館などが「神奈川・・・」を所蔵しています。

http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?processId=00&Title=%90%5F%93%DE%90%EC%89%AB%98%51%97%A0&Artist=&Site=&Period=&FromNo=&ToNo=&pageId=F07&filmnum=34988

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小布施

<信州リンゴ>

信州大学の帰り道、「小布施」に寄ってきました。

2002年以来、地域ブランドの研究対象として定期的に視察しています。

道すがらに見えたのは、たわわな「信州リンゴ」。

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<北斎館>

1976(昭和51)年、小布施町には数多くの葛飾北斎の作品が残されており、作品の散逸防止と保存展示のため「北斎館(美術館)」が開館しました。

現在、「開館三十周年」の展示中です。

「雪中傘持美人図」(重要文化財)が本当に素晴らしかったです。

最近のシャープの宣伝に使われている、富士山を遠景に据えた豪快な大波の「神奈川沖浪裏」の刷りの秘密なども展示されています。

2006年4月から中学生以下は見学料が無料となりました。

大変見ごたえのある美術館だと思います。

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http://www.hokusai-kan.com/frame.html

<栗の木のブロック>

1983(昭和58)年、北斎が滞在した「ゆう然楼」が記念館として開館しました。

その時、住民から地域の特性を活かしたまちづくりを進めるべきであるとの提案があり、協定が結ばれて、景観に配慮した街づくりに取り組んだそうです。

この一環で、特産の「栗の木のブロック」を敷き詰めた歩道の整備等を行ったそうです。

今週の「知財政策」の授業でお話したのはこのブロックのことです。

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平成15年の「国土交通白書」でも「文化・文学を活かした事例」でも紹介されています。

http://www.gov-online.go.jp/publicity/book/kanpo-shiryo/2004/0707/siry0707.htm

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信州

<信州大学 長野キャンパス>

懐かしい信州大学にお邪魔しています。

長野キャンパスには、今年で5年間連続で通っています。

今日は、イチョウが鮮やかな黄色で大変綺麗でした。

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<工学部 情報工学科>

「特許とソフトウェア」の話がメインテーマ。

大学4年生が対象でしたが、大学院レベルのお話をさせて頂きました。

鋭い質問も多く、大変良く理解されていました。

講義のポイントは3点。

①「特許法」と「著作権法」によるプログラムを保護する範囲の違い。

②研究開発前における先行技術調査の重要性。

③発明、ノウハウ、先使用を立証する手段を講じることの重要性。

ヘルプモード事件、マルチウインドウ事件のお話もしました。

少し専門的になりますが、ノウハウなど立証方法として参考資料を補足させて下さい。

特許庁作成の良い資料と思います。(特に、第二章を参照)

とても熱心に聞いてくださったので感激です。(*^_^*)

<信州大学MOT>

2002~2004年のこと。

特許庁にいる時、初めて非常勤講師をさせて頂いたのが信州大学MOTでした。

特許庁の管理職をしたまま、前期の隔週の水曜日、夜6時半から10時過ぎまで2コマの授業を行いました。

今でも、信州大学MOTの一期生~三期生の顔は良く覚えています。(*^_^*)

印刷会社の社長さんから、バレリーナさん(バレエ学校の経営者)まで、多彩なメンバーがおられました。

当時は2単位分の講義の準備をするのが大変でしたが、ここで作った教材が東京大学の先端研の知財オープンスクールに繋がり、PHPから出版したDVD教材の基礎となりました。

私は信州大学MOTに育てていただいたように思います。<(_ _)>

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文化産業を育成する知的財産に関する調査研究

<ありがとうございます>

今日で、ブログ開設4日です。(*^_^*)

温かいコメントと励ましのメールをたくさん戴きまして、感激しています。

MIP(理科大の知財専門職大学院)の院生さんたちや外部の知人に加え、故郷(特許庁)の審査官や審査官補の皆様も読んで下さっているようで嬉しい限りです。(*^_^*)

<安倍総理の所信表明演説>

ところで・・・。

2006年9月29日、安倍総理は所信表明演説を行われました。

その中で、「アニメや音楽などのコンテンツ、食文化や伝統文化などについて、国際競争力や世界への情報発信力を強化する『日本文化産業戦略』を策定します」と述べられました。

その翌日が・・・。

東京財団の委託の「文化産業を育成する知的財産に関する調査研究」の締切日でした。

パニック状態で報告書をチェックしていた時で、この「文化産業」という言葉に仰天した次第です。(^_^;)

東京財団の担当者の御尽力で迅速にPDFで公開して戴きました。

160頁もありますが、宜しかったら御高覧下さいませ。<(_ _)>

<地域ブランドニュース>

すると・・・。

日本の地域ブランドを牽引している「ブランド総合研究所」が、『地域ブランドNEWS』で、この報告書を紹介して下さいました。

素晴らしい記事をありがとうございます。<(_ _)>

地域ブランドNEWS』は、地域ブランドに関するあらゆる情報を網羅されています。

そうしたら・・・。

これを読まれた「地域ブランドとしての与論島」を考えている方が、報告書のサマリーを作成して下さいました。

こんなに手間を掛けていただいて感激です。(*^_^*)

だんだん・・・。

ドミノ倒しのような話になってきました。

世の中の動きは早いと感じる次第です。(*^_^*)

皆様に心から御礼申し上げます。<(_ _)>

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シネマ歌舞伎とメトロポリタン・オペラとハイテク技術

<シネマ歌舞伎の新作情報>

報知新聞が報道しています。

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」が2007年1月13日から2週間、東京・東劇を皮切りにして、大阪、京都でも公開されるそうです。

坂東玉三郎さんと尾上菊之助さんの共演ですから、楽しみですね。(*^_^*)

なお、報知新聞の「過去の「シネマ歌舞伎」はDVD化されたものを上映していた」は技術的に誤りです。DVDを遥かに超えるデータ量です。

<ソニーのハイテク技術>

ハイテク技術の観点でいうと、従来のシネマ歌舞伎は2Kレベルでしたが、今回は世界最高水準の4Kレベルだそうです。

最近、4Kデジタル仕様をハリウッドが決めたため、各企業は4Kデジタルの技術開発を急いでいます。

現在、業界の話題をさらっているのがソニーの「クリアビッド CMOSセンサー(登録商標)」です。更に、4Kデジタル仕様の技術開発が大いに期待されています。

45度の角度について、平林純先生が原理を説明されています。

月曜日の「知財政策」の授業ではここまで説明しませんでしたので補足させて下さい。(*^_^*)

<メトロポリタン・オペラのライブ中継>

今年の大晦日、東京・歌舞伎座と京都・南座で、世界三大オペラの一つの「メトロポリタンオペラ」が見られるそうです。

下記は報知新聞の報道です。

このライブ上映も、最先端のデジタル技術が可能としています。

海底・光ファイバーでの伝送方式を選択されたそうですから、かなり膨大なデータ量と考えられます。

デジタル時代、コンテンツとハイテク技術は相乗的に飛躍する時代となったようです。

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歌舞伎展

<360度で鑑賞できる手法は画期的>

昨日まで日本橋三越で開催されていた「歌舞伎展」を見てきました。

歌舞伎の衣装を間近で見るチャンスはなかなかありませんので・・・。

衣装に顔をつけるくらいで拝見している高齢の方も多かったです。

画期的だったのは、衣装を360度の角度から接近してみることができる展示手法でした。

是非、また開催してください。(*^_^*)

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 ( 三越ホームページhttp://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/kabuki/ から転載)

<お土産が本日の教材>

展示会の出口では、恒例のお土産販売コーナー。

歌舞伎座に並んでいる商品に加え、歌舞伎関係の本や小物など、珍しい商品も多かったです。

2種類の商品を購入してきました。

一つ目は、「赤姫」「傾城」など歌舞伎の衣装柄のA4の「クリアファイル(320円)」。

 「著作権を使用して・・・」とシールに書いてありましたので、早速、関係企業にライセンスのお話を伺います。

二つ目は、プリントが鮮やかな「歌舞伎衣装柄ハンカチ(1575円)」。

調べましたら、通常、歌舞伎座でネット販売している商品でした。

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( 歌舞伎座ホームページ http://www.kabuki-za.com/jnews/010712/hankachi/ から転載)

普段の歌舞伎座で見かけないように思われましたので、かなり新鮮に見えました。

独創的な柄が並んでいますので、本日の「知財政策」の教材に取り込みました。

私は、日本の柄や色彩は強い国際競争力を持つと考えています。

<ミュージアム・グッズ>

美術館、博物館にも良く調査に出かけます。

最近はレベルの高い商品も増えていますが・・・。

総じて、お土産コーナーの製品をみて「惜しい!」と感じます。

先程の「歌舞伎衣装柄ハンカチ(綿100%)」は、縫製、プリントのレベルはかなり高いと思いますので、今、エルメスのスカーフと並べて眺めています。

惜しいと思う点は、これだけのデザインのものはもっと高級な商品(例えば、絹100%のスカーフ)としたら世界中の人に喜ばれるのではないかと言うことです。

なぜそう思うのでしょう・・・。

ソールワーク

歌舞伎展の帰りがけ、三越本店の中にある話題の「ソールワーク」を調査してきました。

日本の和柄を世界に発信している先進企業で、縫製が丁寧なことは有名です。

こちらでスカーフを購入したら約4万円。

このスカーフも並べて眺めています。

たまたまアジア系の外国女性2人が買い物をしていましたので、少しお話しを伺いました。

「日本の和柄が大好きだけど、なかなか上等な商品がない。ようやくここで見つけたのよ」とのこと。

和柄を活用して外貨を稼いで下さればと願います。<(_ _)>

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札幌

<札幌>

11月2日(木)の夕方、札幌入りしました。

車窓から見る夕日は雄大でとても綺麗でした。(*^_^*)

日が暮れると、札幌はさすがに寒かったですが・・・。

19時から会場で「知的創造サイクル啓発事業」のリハーサルが行われ、夜遅くまで続きました。

講演会のリハーサルでこんなに綿密な作業をしたのは初めてでした。

昔経験した「お母さんといっしょ」などの収録風景を思い出しました。

このプログラムは特許庁からNHKエンタープライズが受注した事業だそうです。

なるほど・・・。(^-^)

ちなみに、福岡はNHKスタジオで行われるそうです。(*^_^*)

<小学生の発明家>

今回の講演会は、大変ラッキーでした。o(^-^)o

山本良太君という小学生6年生が特許を取ったというニュースが直前の10月25日に流れていたのです。

何と、小学3年生で特許出願をされていました。

同じ小学生が特許を取ったのですから、この話をすると、皆、軽いライバル意識を持ったようです。(*^_^*)

<発明品の数々>

参加した小学生全員、所定の時間内に発明を完成させました。

お世辞抜きで、どの作品も大変立派でした。

私は最年少の参加者の1年生の女の子の横にいました。

「綺麗なコマが作りたい」と言う彼女にこき使われ、大きなビーズをコマの座面につけるために強力な両面テープを小さく丸く切る作業を手伝いました。

「先生、次のテープを早く切って・・・」と話される小学1年生の発明家の眼差しは真剣でした。(*^_^*)

完成間近のこと。

彼女のコマがとても綺麗だったので、あちこちで彼女の作り方の模倣が発生しました。

彼女の表情が急に不愉快な顔に変わりました。

「○○ちゃん方法が素晴らしく綺麗だから大流行しているね。でも、無断で他人に真似されたら頭にくるよね。悲しい気持ちだよね」と言ったら、周りの子供たちも大きく頷いていました。

参加された小学生は、良い経験をされたことと思います。

一生懸命に創作したアイデアは、人格の近くに存在するようですね。(*^_^*)

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知的創造サイクル啓発事業

<今月>

札幌を皮切りに、長野、福岡、東京、広島、茨城、鹿児島、京都と講演会が続きます。

各地域で皆様にお会いできることを楽しみにしています。

私の仕事はほとんど無料ですので、是非、お気軽にお越し下さい。(*^_^*)

知的創造サイクル啓発事業

午前の部、指導者層(小学校の先生など)に知的財産に関する講演を行います。

午後の部、小学生の皆さんに知的財産に関する講演後、道具箱にあるものから発明していただき、こども特許庁に出願し、表彰されるというプログラムです。

<子供たちへの知財教育>

子供たちに法律の知識を押し付けをしない教育手法が良いのではないかと思います。

MIP(うちの専門職大学院)の院生には、

「著作権法があるからコピーをしてはいけないと教えるのではなく、創作者への感謝があるから創作者がして欲しくないことをしてはいけないと教えるべき」と話しています。

物騒な例で言うと、刑法と殺人の話も同じです。

「刑法があるから人殺しをしてはいけないと教えるのではなく、生命はかけがえがないから人を殺してはいけないと教えるべき」と比較して話します。

小学生以下の子供たちへの教育方法は「まず法律ありきではない」と考えます。

偉人や、子供たちが大好きなクリエーターたちの苦労話などをしっかり聞かせることが必要だと思います。

そして、工作したりお絵描するなど、自分の経験を豊富にすることが重要と思います。

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