小布施
<信州リンゴ>
信州大学の帰り道、「小布施」に寄ってきました。
2002年以来、地域ブランドの研究対象として定期的に視察しています。
道すがらに見えたのは、たわわな「信州リンゴ」。
<北斎館>
1976(昭和51)年、小布施町には数多くの葛飾北斎の作品が残されており、作品の散逸防止と保存展示のため「北斎館(美術館)」が開館しました。
現在、「開館三十周年」の展示中です。
「雪中傘持美人図」(重要文化財)が本当に素晴らしかったです。
最近のシャープの宣伝に使われている、富士山を遠景に据えた豪快な大波の「神奈川沖浪裏」の刷りの秘密なども展示されています。
2006年4月から中学生以下は見学料が無料となりました。
大変見ごたえのある美術館だと思います。
http://www.hokusai-kan.com/frame.html
<栗の木のブロック>
1983(昭和58)年、北斎が滞在した「ゆう然楼」が記念館として開館しました。
その時、住民から地域の特性を活かしたまちづくりを進めるべきであるとの提案があり、協定が結ばれて、景観に配慮した街づくりに取り組んだそうです。
この一環で、特産の「栗の木のブロック」を敷き詰めた歩道の整備等を行ったそうです。
今週の「知財政策」の授業でお話したのはこのブロックのことです。
平成15年の「国土交通白書」でも「文化・文学を活かした事例」でも紹介されています。
http://www.gov-online.go.jp/publicity/book/kanpo-shiryo/2004/0707/siry0707.htm
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