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農林水産省の知財研修

<知的財産活用研修>

今日は、茨城県つくば市の農林水産省農林水産研修所・生活技術研修館にお邪魔しました。

こちらは、最寄り駅の筑波エクスプレスの「みどりの」駅。(*^_^*)

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第1回目の「知的財産活用研修」が開催されました。正確に言うと、「スペシャリスト機能強化研修」の「専門能力強化研修」の一環です。

研修対象は、都道府県で農家の皆様に普及指導員をされている方々。多くの都道府県から参加されていました。画期的な出来事だと思います。<(_ _)>

私の担当は「地域ブランドづくりの戦略」でしたが、明日以降は、弁理士の先生、内閣官房・知的財産推進事務局、種苗管理センター、農林水産省大臣官房評価課などのスペシャリストが御講義されるという充実した内容です。

農林水産省は、2006年2月に「知的財産戦略本部」を置き、7月には大臣官房評価課に「知的財産戦略チーム」を設置されたそうです。

日本の農林水産の知財戦略が大きく変わる予感がします。

研修でお目にかかった皆様、ありがとうございました。<(_ _)>

<生活技術研修館>

研修前、波川鎮男館長から「生活技術研修館」の歴史を伺いました。

昭和33年、社団法人農山漁業家生活改善研究会が国内外の企業関係者から寄付を受けて「生活改善技術館」を建設し、翌年、農林省に寄付されたのが発祥だそうです。

日本企業では、松下電器産業、ブリジストンなど。外国からはロックフェラー財団などだそうです。

戦後早々にシステムキッチン、水洗トイレ、二段ベットを備えた「生活改善技術館」に泊り込み研修で訪れた農業や漁業関係者の女性たちが受けた生活格差の衝撃は容易に想像できます。

衛生、栄養、技術など、多くのことを学ばれたことと拝察します。

日本の生活レベルを劇的に引き上げた研修機関なのです。

現在は「食の安全」や「農業経営」などに、研修の重心が移っておられます。

『生活技術研究館だより(第13号)』に、「東京六本木にあった思い出のものは全ては筑波に持ってくることができませんでした・・・」と書いてあります。

館長によると、六本木の庁舎には、「松」という文字を書いたプレート、「石」という文字を書いたプレートがあったそうです。松下電器産業とブリジストンに対する感謝と敬意の表明ですね。素晴らしことと思いました。

今年の4月に筑波に移転する時に持ってくることができなかったそうです。物理的に搬送が困難だったのでしょう。文章に残念さが滲み出ているように思いました。

また、挟んであった資料のまとめにはこう書いてありました。

「生活改良普及員による栄養改善活動は、農家を迷信や因習から解放して健康と経済安定に貢献し、食糧増産と日本経済破綻の危機回避を手伝いました。・・・消費者と農業の場の絆を育て、産直や企業や地域特産品づくりなど、地域農業の活性化に役立っていることはいうまでもありません。」

「栄養改善」という生活に逼迫した時代から、「地域ブランドの確立」を豊かな生活を目指す時代に移行していることは改めて幸せだと感じました。<(_ _)>

この研修手法が開発途上国に生かされ始めているそうです。

実は、昨日は筑波から鹿児島に移動したのですが、このお話を伺った直後、羽田空港で開発途上国の「一村一品マーケット」を発見しました。

考えさせられることがたくさんありました。詳細は、明日。<(_ _)>

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