福岡
<福岡アジア美術館>
今日の午前はMIP(知財専門職大学院)で授業し、午後は福岡に移動しました。
雨のため飛行機が遅れて、17時半に福岡空港に到着しました。
少し時間があったので、日本経済新聞の調査でAAにランクされた「福岡アジア美術館」を見学しました。
博多座の真横の「リバレインセンタービル」7、8階に美術館があります。
「アジア」の雰囲気に溢れる展示とミュージアムショップでした。
美術館の担当者に許諾を得て写真を取らせていただきました。
こちらはミュージアムショップです。
また、キッズコーナー(小学生以下)も充実していました。
「14匹シリーズ」の韓国語版など、韓国語や英語の絵本もたくさん並んでいました。
特別展として「京都清水寺展」が開催されており、多数の寺宝が京都・清水寺で見るより間近で見ることができました。
本堂の風神像・雷神像と、奥の院の風神像・雷神の違いなど、とても理解しやすかったです。
勉強になったのが「お仏壇・お墓のはせがわ」が特別協賛されていたこと。
「はせがわ美術工芸」として、仏壇製造の技術を生かして寺院の修復も手がけられているそうです。
<神奈川沖浪裏>
昨日の補足です。
北斎の「神奈川沖浪裏」が分らないとお問い合わせを戴きました。<(_ _)>
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と言った方が分りやすかったですね。お詫び申し上げます。
シャープのCMは「神奈川沖浪裏」が本物の波の画像に変わるもので、下記で見ることができます。
http://www.sharp.co.jp/products/cm/tv/tv112.html
余談ですが、この錦絵は多くの芸術家に影響を与えたそうです。(*^_^*)
フランスの作曲家ドビュッシーの交響詩の「海」、彫刻家クローデルの「波」などです。
ちなみに、CMのBGMは「G線上のアリア~JOY」でした。
<富嶽三十六景>
富士山を描いた36図揃いでしたが、さらに10図が追加されて、全部で46図揃いだそうです。
この中で一番有名なのが先程の「神奈川沖浪裏」。
錦絵とは、多色摺りの木版画で、織物の錦のように美しいという意味で名付けられたそうです。
版画なので複数の作品が現存する場合があります。
しかし、ぼかしなどの違いがあるため一点物と考えられているそうです。
日本では東京国立博物館、アメリカではメトロポリタン美術館などが「神奈川・・・」を所蔵しています。
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