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地域ブランドフォーラムin九州

<九州が誇る地域ブランド>

11月30日(木)に、鹿児島で『地域ブランドフォーラムin九州』が開催されました。

前半は、ブランド総合研究所の田中章雄社長と私の基調講演でしたが、後半は、パネルディスカッションの中で「九州の地域ブランド」の成功例がたくさん報告されました。

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<島原素麺>

最初に、㈱素兵衛屋の栄川幸樹(えいかわこうき)社長から、手延素麺として島原素麺を売り出したときの取り組みやご苦労が報告されました。

ジャーナリストから経営者に転向された御苦労や大規模スーパーや有名デパートで扱ってもらうことの大変さが分りました。

良いものを作ろうということで、「高度熟成法」の技術を開発し、特許を取得されたそうです。

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<黒酢(くろず)>

1800年ごろから伝統的に作り続けられている黒酢。米麹と蒸し米と地下水のみを原料として、野外に並べられた陶器の壷に仕込んで作るそうです。

坂元醸造株式会社の坂元昭夫(さかもとあきお)会長が報告されました。

黒酢はまろやかでコクのあり、豊富なアミノ酸と有機酸などが含まれていることで有名です。

1991年に「ふるさと認証食品(Eマーク)」、2006年に「本場の本物」として認定されています。

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<地域の素材・・・さつまいも>

地域の素材にとことんこだわって「農菓発想」でヒット作を生み出しているのが、有限会社馬場製菓です。馬場甚史朗(ばばじんしろう)会長の一貫した経営姿勢が、「ポンカン最中」「薩摩きんつば」「さつまいものほまれ」などを誕生させました。

全国菓子博覧会などの出品に努力され、数々の賞を受賞されています。賞を受賞することは非常に重要で、宣伝費を掛けずに知名度が上がるそうです。

屋久島に「エコフードミュージアム」を作るなど、農家との共存共栄を図るお菓子作りは「農工連携」の先進例です。

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<奄美市>

数日前に、「本場奄美大島紬」が地域団体商標の登録査定を受けたと弁理士さんから連絡があったそうです。

本当に嬉しいと平田隆義(ひらたたかよし)市長は話されていました。九州で12番目の地域団体商標となります。

奄美市は、奄美大島紬だけではなく、水、セリシン、花粉症避粉地、タラソテラピー、皆既日食など、多数の地域資産を持っています。今後の展開が楽しみです。

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