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2006年12月

パリの歌舞伎事情

パリの歌舞伎衣装展

日本の歌舞伎展については、11月6日のブログで御紹介しました。今回は、現在開催されている「パリの歌舞伎衣装展」について御紹介します。

歌舞伎美人(かぶきびと)」によると、20006年12月12日~2007年2月17日、パリの三越エトワールにおいて、特に優れた歌舞伎の衣装45点を展示して、日本の伝統的な色・柄や歌舞伎の真髄を紹介しているそうです。

是非、展示手法と見学者の感想を調査研究したいものです。<(_ _)>

下記の「紅葉狩り」の衣装は、2007年3月にパリオペラ座で公演される演目にちなんで展示されているのでしょう。2006年12月の歌舞伎座の夜の部では、市川海老蔵さんと妹の市川ぼたんさんが共演されました。

海老蔵さんはもちろん別格ですが、侍女野菊役のぼたんさんの繊細な日本舞踊にも魅了されました。指の動きが本当に綺麗なのです。(*^_^*)

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(「紅葉狩」の更科姫(実は鬼女)の衣裳 http://www.kabuki-bito.jp/news/2006/12/post_48.html から転載)

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(「傾城(「助六由縁江戸桜」の「助六(すけろく)」の恋人の「揚巻(あげまき)」の衣裳で、歌舞伎衣裳の中で最も華やか) http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/kabuki/ から転載」

その他、「京鹿子娘道成寺(引き抜きを紹介)」などの衣装も展示されているそうです。

<パリ・オペラ座の歌舞伎公演>

2007年3月、パリオペラ座で市川団十郎さんと海老蔵さんが出演する「歌舞伎公演」 が予定されています。

海老蔵さんは尾上菊之助さんと共に、先回のパリ講演も大成功されています。

「パリの歌舞伎衣装展示会」と「パリ・オペラ座の歌舞伎公演」が契機となり、フランスでの歌舞伎ブームがさらに高まりそうですね。

是非、パリにおける日本文化の高い評価を、世界と日本に伝えて戴きたいと願います。(*^_^*)

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「白山菊酒」

<白山菊酒>

12月27日(水)は、11月23日のブログで御紹介した「白山菊酒」五社を訪問取材させて頂きました。

「白山」とは、清酒の地理的表示の産地として国税庁長官が指定した第1号。ブランドネームは「白山菊酒」で、「白山菊酒呼称統制機構」を蔵元5社で構成しています。

今回、(財)石川県産業創出支援機構と石川県の御尽力で取材させて頂きました。各社の社長をはじめとする皆様、長時間のインタビュー、本当に有難うございました。

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「白山菊酒」が地理的表示の指定を受けるに至った契機は「危機感」だったそうです。これは5社の皆様に共通する見解でした。中国や米国で売られている「日本酒」には偽物が多い、是非、本物の日本酒を伝えたいというお考えでした。

また、大武健一郎前国税庁長官の励ましが大きかったそうです。大武長官といえば、2004年3月に主税局長として32年ぶりに「日米租税条約」を全面改正されたタフネゴシエーターです。

次の「知財政策」の授業は「租税条約と知的財産」です。今回の取材で、皆様から大武長官のお名前が出てきて驚きました。日本酒と税金の関係は密接不可分だと痛感した次第です。<(_ _)>

株式会社 金谷酒造店

「白山菊酒呼称統制機構」の理事長をされている金谷芳久社長からお話を伺いました。

明治2年から酒造を始められ、商標は「高砂」と「宝養老」。その後、兼六酒造から商標「兼六正宗」と「兼六」、金谷酒造から商標「初ふね」と「金ノ澤」を引き継がれました。

5社で「白山白酒」のブランドを構築しても、各社ごとの個性が必要です。ボルドーワインに属するワイナリーが個性豊かなことを考えれば当然ですよね。そこで、各社の目指すものをお伺いしました。

金谷酒造店さんは、「食中酒」。石川県の食べ物を引き立てるような酒造りを目指しているそうです。お店には、フランスレストランを併設されています。リーズナブルな価格でとても美味しいフランス料理でした。予約で一杯だそうです。(*^_^*)

写真はお店の入り口と、中庭から見たレストランの入り口。

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株式会社 車多酒造

「天狗舞」は、質より量の時代であった昭和40年代に、高品質の『飲んで旨い酒』を目指して作られたお酒です。

「山廃仕込(山廃酒母仕込)」に社運を掛け、杜氏に中 三郎(なか さぶろう)氏を迎えたそうです。中氏は、期待に応え、山廃仕込み純米酒の製法を確立されました。

「天狗舞」は色の濃いお酒ですが、これが自然の状態。絞りたてを味見させて戴きました。大変美味しかったです。

2005年には、「現代の名工」として、日本料理界から道場六三郎氏と共に、能登杜氏四天王の一人である中氏が選出されました。

車多一成専務取締役と徳田耕二常務取締役に御説明戴き、杜氏の中さんにもお会いできました。工場見学までさせて頂きました。写真は会社の入り口と製造工程です。

目指すお酒は「味が深くて、辛口」。漫画「美味しんぼ」でも有名ですね。(*^_^*)

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株式会社 吉田酒造店

1981年、銘酒「手取川正宗」を復活させ、その後、大吟醸酒、吟醸酒の商品化にも着手。

この蔵元の特徴は、技術導入の巧みさだと思いました。こちらでも、工場見学をさせて頂きました。

2004年、洗米浸漬装置を導入し、洗浄の完璧さと水分含有量のコントロールに成功されたそうです。

吉田隆一社長は、「良い品質の本物の日本酒を2000~3000円で提供し、値頃感、納得感の構築を目指したい」と話されていました。

上の写真は、お店の入り口。下の写真は、右が吉田社長、左が御案内して下さった石川県農業総合研究センターの高橋正宏さんです。今回、大変お世話になりました。

吉田社長が御自身のブログに書かれる前にブログを書くことを目指しました。(*^_^*)

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菊姫合資会社

「加賀の菊酒」の名称が初めて文献にでてくるのは「言継卿記(大永七年;1527年)」。

「菊姫」は伝統を今に伝えるため、「菊酒」、「菊理媛(白山比咩神社御祭神)」にあやかり命名されたと伝えられているそうです。

柳達司代表に、囲炉裏を囲んでお話を伺いました。

一番の特徴は、酒米と麹の良さとのこと。山田錦(兵庫県)でも最高級の酒米を使用されているそうです。

また30年以上にわたる酒米などの詳細なデータを持っておられので、毎年、品質が微妙に異なる酒米でも最高の醸造ができる体制をもっておられます。

写真は駐車場と会社の入り口。ボンボンのようなものは、「杉玉(すぎだま)」。緑色の杉玉は、蔵元で新酒が出来たという合図、時間と共に茶色となり醸造具合を表すそうです。

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株式会社 小堀酒造店

創業は、享保年間(1716~1734)。

現在では、「白山 大吟醸古酒」、「菊のしずく」、「加賀梅酒」など、多彩な商品を揃えておられます。

2005年8月の日本経済新聞の土曜日の特集記事で、梅酒ランキングのトップとなっていたのがこの「加賀梅酒」です。

小堀幸穂社長に、囲炉裏でお話を伺いました。個性があり、地域性がある白山菊酒を作られておられます。

「白山菊酒」と認証する委員会の厳しい仕組みなどの詳細を伺うことができました。

写真は、会社の入り口とお店のディスプレーです。

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<小松空港>

空港売店でも地酒として販売されていました。

5社の蔵元さんに敬意を表し、空港で5社のお酒を購入しました(もちろん宅急便で送りましたが・・・)。

新春の授業では、租税条約と日本酒の関係をしっかりと考えてみたいと思います。(*^_^*)

写真は、搭乗口の横の売店です。

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◎追伸(12月28日夜)

先程、宅急便が届きました。

小松空港の1階カウンターでお願いしたのですが、多種類の緩衝体を駆使しながら酒類などの荷物をしっかり固定された素晴らしいパッケージでした。(*^_^*)

私は包装体や容器の特許審査を長年していたので、この分野はうるさい(?)のですが、小包を開けて思わず感激しました。空間と力学の洞察が深いのです。

クロネコさんは素晴らしい社内教育されていますね。

担当者は若い女性。本当に有難うございました。<(_ _)>

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石川県の地域ブランド

石川県農業総合研究センター

26日(火)は、石川県農業総合研究センターで「地域ブランドづくりの戦略」と題して、文化産業、地域ブランド、地域団体商標制度などの講演をさせて頂きました。

「種苗法」や「花きの開発状況」なども含めた充実した研修メニューで、質疑応答も活発になされていました。私も一緒に勉強させて頂きました。

種本センター長を初め、センター皆様、受講生の皆様、どうもありがとうございました。

講演会の前に、六星生産組合さん、川端園芸さん、箔一さんを見学させて頂きました。今回は、六星生産組合さんを中心に御報告します。

六星生産組合

昭和52年に、地元のレタス栽培農家5戸でレタス栽培の拡大を図るため、任意組織「中奥六星生産組合」を設立。

その後、冬場の仕事確保をするために「かきもち」を製造・販売し、さらに「もち」の製造を開始されました。昭和61年には松任市(現白山市)より「農業振興功労賞」を受賞。

平成元年には「有限会社六星生産組合」を設立、現在に至るまで多くの商品を開発されています。

米製品には、「コメ コミュニケーション」という金色のシールが貼ってあります。金色なのが金箔で有名な石川県らしいと感じました。

とても美味しいお餅でした。地元の方がたくさん買いに来られていました。

「紅白のお供え」が珍しかったです。驚いたのが、赤色の着色料として天然の「紅花色素」を使っておられたこと。これは、かなり高価です。素材への強いこだわりを感じました。

紅花については、8月に山形県の紅花資料館を調査しました。昔は、紅花1gは金1gの価格だったそうです。

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このお店のベストセラー商品は、「豆板餅」だそうです。豆の含有量は驚異的です。(*^_^*)

私は、「六穀餅」に惹かれました。<(_ _)>

多くのことを教えていただいた軽部英俊専務と社員の皆様に心から御礼申し上げます。<(_ _)>

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<金沢の町>

戦火を受けていないためか、金沢の町の植木は見事な枝振りが多いと思いました。目を引いたのが「藁縄(わらなわ)」。

藁縄とは、北陸の湿気を含んだ重たい雪で枝が折れないように予防するための雪吊りだそうです。兼六園では、一月半がかりで4トンの藁縄を枝に結い付けるといいます。

◎追伸(12月29日夜)

「藁縄」の写真を、株式会社吉田酒造店の吉田社長の酒造日記(ブログ)から拝借しました。県農業総合研究センターの高橋正宏さんと私が訪問したことも27日付のブログで御紹介きました。

吉田社長、ありがとうございます。(*^_^*)

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金時草や加賀レンコン、ズワイ蟹のメスの香箱(コウバコ)蟹を賞味してきました。甲羅を開けると珊瑚色の内子が上品な甘さで美味しかったです。香箱蟹は、金沢の冬の味覚の代表だそうです。

先回は夏にお邪魔したのですが、冬の方が金沢らしい風景があると思いました。

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近況報告と「講演・セミナーの御案内」

<今日>

今年最後の授業です。「知財政策」の授業では、「知財教育」についてお話します。

ところで、今日はクリスマス!!(*^_^*)

熱心に勉学される院生さんに、小さな小さなケーキをプレゼント!!

あわせて、レポート課題もプレゼント!!(*^_^*)

<明日>

明日は、「石川県農業総合研究センター」で講演させていただきます。地域ブランドと種苗法関係のお話となります。

11月23日のブログで書かせて頂いた「白山菊酒呼称統制機構」に加盟する蔵元5社を取材してきます。

後日、ブログで御報告させていただきますね。(*^_^*)

特許の上手な活用法>=特許関係

僭越ながら、来年の講演会の御案内です。私の講演会は、参加費「無料」が特徴です。どうかお気軽に御参加下さいませ。<(_ _)>

2007年1月17日(水)に、東京フォーラム(有楽町)で開催される「ベンチャーフェアJAPAN2007」のセミナールーム・プログラムで標記の講演させて頂きます。

このセミナーは、事前申し込み制となっております。どうか宜しくお願い申し上げます。

地域に役立つ文化産業と知的財産>=地域ブランド、文化産業関係

翌週です。

2007年1月24日(水)に、「文化産業を育成する知的財産に関する調査研究(東京財団委託)」の報告会として、標記の講演をさせていただきます。 

会場は日本財団ビル(港区赤坂1-2-2)2階の大会議室です。定員は約150名。

申し込み方法など、後日お知らせ致します。<(_ _)>

・・・というわけで、お正月は講演会の準備に忙殺されます。(*^_^*)

皆様にお目にかかるのを楽しみにしています。<(_ _)>

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「あの映画の舞台に、ようこそ」

アメリカ観光促進キャンペーン

2006年7月14~30日まで、アメリカ国内を舞台とした映画の名シーンが次々と登場するテレビCMが放映されたのを御存知ですか。

今、世界は「貿易」から「観光」でも競う時代となってきました。

観光客を招致するには、映画や舞台などのコンテンツ資源の活用が有効と考えます。それは、ストーリー(物語)があるからです。

お手本は、「ローマの休日」。この映画を見て「真実の口」を訪問した方は数万人では納まらないでしょう。

この意味で、日本の歴史資源や地域資源やコンテンツ資源を見直すことが重要です。

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http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1b/Bocca_della_verita.jpg から転載)

<NYメトロポリタン歌劇場の挑戦>

9・11事件を境に、ニューヨークに来る観光客は激減したといわれます。折りしも、ニューヨーク(NY)のメトロポリタン歌劇場(MET)の総支配人が16年ぶりにピーター・ゲルプ氏(元ソニー・クラシカル社長)に交代しました。

2006年10月3日付の朝日新聞によると、シーズンの初日に、タイムズスクエアの交差点でのMETのオペラ「蝶々夫人」の同時中継しましたが、反対する意見もありました。

ゲルプ氏の考え方は、「映画館に客をとられ、劇場に来る人が減ると反対する声もあるが、ヤンキースのゲームを見て、野球場に足を運ばなくなる人が果たしているのか。多くの人にきっかけをつくるのが先決では」ということ。

オペラのデジタル配信のニュースの発端は、2006年9月7日の「ワシントンポスト」でした。

「オペラは、今、デジタルの時代に入る」と前置きし、METで上演する6つのオペラをアメリカ、カナダ、ヨーロッパなどで、映画館などでデジタル上映する計画を発表しました。

これは、「MET(ニューヨーク)に、ようこそ」という観光戦略とも考えられます。

METライブビューイング

11月7日(火)のブログで第一報をお知らせしました。1月後の12月6日(水)、松竹株式会社は「METライブビューイング」の記者会見を行い、全貌が明らかになりました。

要するに、METで上演されたオペラを、最新の映像・音響・配信技術により、日米欧でデジタル上映するプロジェクトです。

時間スケールは、NY(MET)で12月30日午後(日本時間12月31日未明)に上演されたオペラを、日本時間で同日の31日午後に東京(歌舞伎座)と京都(南座)で上映します。

このため、飛行機での搬送では間に合いません。

「METライブビューイング」の技術的特徴を数式で書くとこうなります。

1.世界初 = 「海外公演+光ファイバー+大スクリーン」の組み合わせ

2.「シネマ歌舞伎」スペックの流用 = HD撮影+シネマ機(2K&4K)+劇場用6ch音響

3.欧米では「衛星」配信 < 日本では「光ファイバー」配信 (こちらの方が音が良い)

<オペラと歌舞伎>

歌舞伎とオペラの共通点は400年の歴史があること。

「歌舞伎」のデジタル技術による再現手法を確立しつつある「シネマ歌舞伎」の技術を転用するのは至極当然と思います。

「シネマ歌舞伎」のプロジェクトプロデューサーの土田真樹氏が「METライブビューイング」も担当されています。

先日、土田プロデューサーが、ソニービルでパネルになっているのを発見しました。

パネルには、『技術の進歩に、「今ならあの色が再現できる」と思い、シネマ歌舞伎が誕生したのです。』と書かれています。

この土田プロデューサーは映像だけではなく、音にも物凄くうるさい(大学時代、「ザルツブルグ音楽祭」などに参加されている)ので、METオペラを見事に再現されるでしょう。(*^_^*)

「METライブビューイング」の経験を踏まえ、「シネマ歌舞伎」などの日本のコンテンツを世界にデジタル発信する日も近い気がします。

「歌舞伎座(東京)に、ようこそ」

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「世界は今」の追加情報と1万件突破の御礼

<Yahoo!動画>

2006年12月15日(金)の「世界は今」のブログにつきまして、先程、番組についての追加情報を戴きました。

「世界は今」のインターネット放送は、ジェトロのHPだけでなく、「Yahoo!動画」でも見られるそうです。

長所は、今年7月以降に放映した番組(特集、ビジネスアラカルト)が来年3月末まで全て見られることです。(ジェトロHPではTV放映後4週間まで)

私はこれを知らなくて、DVDを12枚購入して過去分を拝見しました。

貴重な情報、有難うございました。<(_ _)>

<アクセス1万件突破の御礼>

2006年11月5日に書き始めたブログが、1万件のアクセスを戴きました。o(^-^)o

先程まで会議でしたので、研究室に戻って嬉しく拝見しました。

皆様の御厚情に心から御礼申し上げます。<(_ _)>

メールを戴く範囲から拝察しますと、大学生、大学院生はもちろん、企業、地域の皆様、中央官庁、自治体、博物館、美術館の方々から、小学生のお子様まで御覧戴いているようです。(*^_^*)

今後とも宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>

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「農工連携の実例」と「地域ブランド進行形」

<メルマガの「農工連携の実例」>

2006年12月20日(水)、日経BP社のメルマガ「産学連携と知財戦略」が掲載されました。

第12回目のテーマは「農工連携の実例」です。

実例は、北海道の陸別町の「β惚れ(べたぼれ)」というにんじん発泡酒です。是非、御覧下さい。 Photo

Photo_1 (両者とも、陸別町商工会ホームページから転載 http://www.shibare.or.jp/tokusan.html )

今回でメルマガ執筆の約束の1年が終了。無事卒業できました。(*^_^*)

担当の永栄さん、お手数をおかけしました。本当にありがとうございました。<(_ _)>

皆様、「先端技術事業化メールマガジン」をこれからも御贔屓にして下さいね。(*^_^*)

<読売新聞の「地域ブランド進行形」>

先週のお話で恐縮です。<(_ _)>

2006年12月12日(火)の『読売新聞』の「地域ブランド進行形(1)」においてコメントを載せて頂きました。以下、該当部分のみ抜粋させて頂きます。

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 東京理科大専門職大学院の生越由美教授によると、安価な外国製品などに押され、国内産地の多くは苦戦を強いられ、地域ブランドの開発が目立つようになった。「美術館や大学も、地域の情報拠点として、産地で手薄になりがちな市場開発や販促活動を補う役割を担い始めている」と指摘する。

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この連載記事は、12日(火)からの5回シリーズで、自治体関係者から評判が良かったと聞いています。

高橋直彦記者、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。<(_ _)>

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「プロデューサー育成施策」

<企画ワーキンググループの参考人意見>

昨日の関連です。

映画プロデューサーの一瀬勝重さんは、11月27日(月)の「知的財産戦略本部 コンテンツ専門調査会 企画ワーキンググループ」で、芸術家の村上隆さんと共に、参考人としてお話されました

現在、日本政府は知財戦略の一つとして、「プロデューサー」の育成施策を検討しています。

日本の現状を考えると、社内、社外を問わず、雑用などの下積みをさせることなく、有能なプロデューサーを育成して活躍できる基盤を作ることが喫緊の課題と認識されています。

<知的財産戦略調査会における議論>

自民党の「知的財産戦略調査会」でもコンテンツ人材の育成について真剣な議論が繰り広げられています。

アメリカン・フィルム・インスティテュート(A.F.I)の監督課程を修了されている衆議院の伊藤信太郎先生が、アメリカにおける人材育成手法を具体的に報告されています。

<クラシカル・オーサーとモダン・オーサー>

ちなみに、著作権の世界では、原作者、音楽家などを「クラシカル・オーサー」、映画監督、プロデューサーなどを「モダン・オーサー」とする定義もあります。

クラシカル・オーサーには著作権があるが、モダン・オーサーには権利が認められないので不均衡だという議論があります。(11月16日のブログの後半『映画監督って何だ!』と関係します)

これは、「映像分野の著作権等に係る諸問題に関する懇談会」などでも議論されました。

一瀬さんの御意見からも、利益配分の問題も含めた議論が必要と考えさせられました。

どの知財政策も、「人材育成」と「権利のバランス」が中心課題となっています。

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六本木のイルミネーション

<映 画>

土曜日は朝から授業で、午後も大学院で院生さんたちと面接しています。夜、六本木アークヒルズで映画を見てきました。これも仕事です。ホントかな?(*^_^*)

犬神家の一族」と「硫黄島からの手紙」が封切りのためか、大変混んでいました。

11月16日付のブログで書かせていただいた一瀬隆重(いちせたかしげ)氏がプロデュースされた映画です。

一瀬さんの映画人生は、俳優・石坂浩二さんの事務所から本格的にスタートしたそうです。

恩人の石坂さんが主演される映画をプロデュースできて、一瀬さんは嬉しかったでしょうね。(*^_^*)

<ピンク、ホワイト、ブルー>

映画館までの道のりで見かけたイルミネーションです。

ピンク、ホワイト、ブルーのLED(発光ダイオード)が順次点滅して、大変綺麗でした。(*^_^*)

一本の木に三種類のLEDが飾り付けられる時代となったのですね。

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「J-NET21(中小企業ビジネス支援サイト)」

<企業の実例>

昨日に続き、地域ブランド関連の話題です。

中小企業基盤整備機構の「J-NET21(中小企業ビジネス支援サイト)」が面白いです。特に、企業の実例

この中には、「にぎわい商店街」、「ものづくりの原点」、「元気印中小企業」、「動画で見る企業実例」などが入っています。

<動画で見る企業実例>

この中の「インターネット限定新作ムービー」には、地域ブランドの事例が多くて参考になります。

なんと、地域団体商標を取得された「豊岡かばん」の事例が入っています。(*^_^*)

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<J-NETホームページ http://j-net21.smrj.go.jp/info/mirai/special06.html から転載>

是非、一度御覧下さい。(*^_^*)

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「世界は今」

<JETROのビジネス情報番組>

日本貿易機構(JETRO)は、毎週、ビジネス情報番組「世界は今」を放映しています。

今週(12/16、17)の特集(15~20分)は、「ジャパンブランド・プレミアム戦略~地域ものづくりの活性化のために」に、地域ブランド戦略の第一人者として有名な(株)ブランド総研代表取締役の田中章雄氏が出演されます。

また、今週の「ビジネスアラカルト(5分)」のコーナーでは、コンテンツ政策に関係があります。練馬区のアニメ制作会社によるフランスへの作品の売り込み等への取り組みが紹介されるそうです。

<ネット放送>

この番組の優れているところは、後日、ネット放送でも見ることができることです。

通常、放映した翌週の火曜日頃アップされるそうです。

更に、放映後の過去の情報はDVDで販売してくれます。

11月18日には、「秋田杉」の話もありました。

地域ブランドの情報が必要な方には、大変便利な番組&サイトだと思います。

この情報はMIPの院生から教えて戴きました。様々な情報提供に感謝しています。

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秋葉原のイルミネーション

<秋葉原UDX>

昨晩、夜中まで秋葉原で会議をしていました。

帰りがけ、目に飛び込んできたのは綺麗なイルミネーション。(*^_^*)

場所は秋葉原駅から徒歩1分の、2006年3月9日にオープンした「秋葉原UDX」の横です。

青色LED(発光ダイオード)は身近なハイテク技術ですね。(*^_^*)

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東京アニメセンター

この建物の4階に入っているのが「東京アニメセンター」です。11時~19時まで開いていて入場無料です。

「クールジャパン(カッコいい日本)」の代表とされるのがアニメを初めとする日本のコンテンツ。そのアニメのポータルサイトを目指して作られたそうです。

海外からのお客様も重視されていて、中国語、韓国語、英語のパンフレットを揃えておられます。

中間法人日本動画協会 及び 協会員45社のアニメプロダクションが中心となり、企業コンソーシアムを組んで運営されています。

開所式のとき伺ったのが最初で、以来、定期的に調査しています。

「アキバ3Dシアター(有料)」や「オフィシャルショップ」など、コンテンツ産業の勉強になります。(*^_^*)

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「ブランド農産物」

<いんげん、いちご、さくらんぼ>

これらのブランド農産物の共通点は何でしょう?

それは、「育成者権(植物の新品種に対する権利)」が侵害された(疑いがある)ことです。

いきなり暗い話で申し訳ありません。<(_ _)>

<いんげん>

北海道が育成した白あん用の「いんげん(雪手亡)」は、1995年に、品種登録されました。

北海道は海外ライセンスをしなかったにも拘らず、中国、カナダで栽培されたのです。

輸入を止めるため、1999年からDNAで識別できるように技術開発に着手し、2002年に中国産のいんげんが「雪手亡」と公表しました。

ブランド野菜を守るために、遺伝子技術の開発競争になっています。

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<北海道立中央農業試験所 作物研究部 畑作科ホームページ http://www.agri.pref.hokkaido.jp/chuo/kaihatsu/hatasaku/hata1/hinshu/yukitebou.htm から転載>

<いちご>

韓国人の一人当たりの年間いちご消費量は日本人の約2.5倍だそうです。いちごが大好きな国民なのですね。

しかし残念ながら、その韓国で「レッドパール(権利者:個人)」や「とちおとめ(権利者:栃木県)」が許可無く栽培されました。ただし、レッドパールについては、韓国の一部の者には許諾していました。

これには事情があります。

韓国は2002年に「植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV条約)」に加盟しました。現在、品目ごとにロイヤリティーの支払い開始時期を決めています。

「いちご」については2004年から支払い開始を予定していましたが、2006年に延期。さらに2006年9月25日、韓国の農林部は2009年の導入を表明したと中央日報の日本語サイトが紹介しています。

現在、韓国内で消費される分には日本はロイヤリティーを要求できませんが、日本への輸出は2003年に改正された「関税定率法」により税関で止めることができます。

つまり韓国のメリットは国内で消費されるいちごに対するロイヤリティーの支払いが不要なこと。デメリットは日本への輸出ができず韓国の農家の売り上げが減少することです。

<さくらんぼ>

2005年11月16日、さくらんぼの「紅秀峰(べにしゅうほう)」の苗が海外へ不法に持ち出されたため、山形県は種苗法に基づき、オーストラリア人を刑事告訴しました。迅速で、立派な対応だと思います。

「紅秀峰」は、山形県が1991年に品種登録を行ったもので、「佐藤錦」よりもキロ単価が高い高級品種です。 

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(やまがたアグリネット http://agrin.jp/cgi/guest/menu.cgi?p=c:48 から転載 )

種苗を持ち出したのは、タスマニア州在住のオーストラリア人ほか1名。1999年、山形県内の農家がこの2名に紅秀峰の枝(穂木)を渡したそうです。

http://www.pref.yamagata.jp/governor/press_conference/list/2005/051116_g.html

本日の「知財政策」の授業では、山形県の農林水産部にヒアリングに行かれたAさんから報告して頂きます。

今、山形新幹線で東京に戻っている途中と連絡がありました。

後程、皆様にも追伸しますね。(*^_^*)

<追 伸>

事件の経緯及びその後の山形県農林水産部の取り組みを報告して戴きました。

農林業従事者を始め、県民向けに種苗法の重要性を普及・啓発するパンフレットを発行しているそうです。

「農作物品種は産地の財産 ルールを守って、登録品種を活用しましょう!!」は、とても分かりやすいパンフレットです。

たくさんの方に読んでいただきたいですね。(*^_^*)

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「日本デザインの遺伝子展」

<大ヒットした「日本デザインの遺伝子展」>

2006年2~3月、タイ・バンコクにおいて、日本貿易振興機構(JETRO)が「日本デザインの遺伝子展」を開催されました。

2ヶ月間の開催期間にも拘らず、3万人の来場者があったそうです。

後日、多くの日本のメディアも取り上げました。

日本のデザイン「15の遺伝子」として、

1.小さく、薄く、軽くする

2.機能を集める

3.携帯化、身体化する

4.時間と空間を広げる

5.飾りを削ぎ落とす・・・と続きます。

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<平野暁臣(ひらのあきおみ)さん>

これを総合プロデュースされたのが、空間メディアプロデューサーの平野暁臣さん。

大阪万博の『太陽の塔』で有名な芸術家・岡本太郎さんと御縁の深い方だそうです。岡本さんが作られた現代芸術研究所を引き継がれ、2005年から岡本太郎記念館館長にも就任されています。

私は昨年、「万国博覧会」と「知的財産」について調査していましたので、平野さんの存在を知っていました。セビリア万博、ジェノバ国際博、大田国際博などの日本館のプロデュースをされています。

「日経ビジネス(2006年2月27日号)」の記事を見た瞬間、平野さんのプロデュースならただの展示会でないと直感しました。それ以来、JETROのHPを中心にかなり調査しました。

「世界に日本を見せる」という「万博のコンセプト」が必ず入るはずですから・・・。

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<遺伝子展の開催経緯>

現代芸術研究所のHPで展示会の経緯を説明されています。以下、引用させていただきます。

今回使用している画像は全てこのHPから転載させていただきました。http://www.ggk-jp.com/

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「日本のプロダクトデザインのバックグラウンドを教えて欲しい」。

タイ側の期待は、優れたデザイン製品の“観賞”ではなく、その背後にある構造をひも解いてみせることだった。

そこで、古くからいまに受け継がれ、日本のプロダクトを特徴づけている固有の好みや感性、いわば日本のモノづくりの“遺伝子”ともいうべきデザインマインドを抽出し、それらを俯瞰することで、日本のモノづくりの特性を構造レベルで考えようとした。

テーマは“DNA of Japanese Design”だ。

それぞれに固有のDNAを内包する15本の“DNAタワー”、デザインの背景にある日本の自然や伝統、色や形などを映し出す15面のマルチ映像、日本の若手トップデザイナーがダイレクトに語りかけるメッセージ空間など、多彩な要素が一体的に演出された空間全体に拡がっている。

真剣な眼差しで食い入るように見つめるタイの若者たちの表情が忘れられない。

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<遺伝子展の意味>

現在、講義や講演で「遺伝子展」についてお話することがとても多いです。

この遺伝子展の意味は、「イノベーションの誘発」に繋がることだと考えます。

「文化産業」の調査のとき、博物館、美術館の皆様にこの展示会を提示して、御意見を伺いました。「ショックを受けた」と博物館や美術館の担当者からお手紙を戴きました。

博物館や美術館がイノベーションに果たす役割が大きいと再認識されたのだと思います。

あちこちでお話させているためか、JETROさんからも関係資料を送っていただいておりました。

今週初め、大学の研究室に平野さんから大きな小包が送られきました。小包の中には遺伝子展の貴重な資料やたくさんの著書が、優しいお礼の言葉と一緒に入っていました。

驚くとともに、大変嬉しかったです。(*^_^*) 

改めて、JETROさんと平野さんに御礼申し上げます。<(_ _)><(_ _)>

僭越なことを申し上げれば、この遺伝子展の話にはほとんどの方が目を輝かせて興味を持たれます。

日本では展示されないのかという御質問も大変多いです。

日本のイノベーション力を高めるため、日本でも開催してくださることを心から願っています。

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「知的財産権政策研修」

特許電子図書館 IPDL

皆さんはIPDLを使ったことはありますか?(*^_^*)

日本の特許情報、商標情報はもちろん、外国の情報も見ることができるサイトです。

特に、発明者や商標名などが分かっているときは簡単に検索ができますので、是非、一度、御利用下さい。

機会を見つけて、検索の仕方などを御紹介したいと思います。

この立派な特許電子図書館を維持しているのが、2004年10月に特許庁から分離された「独立行政法人 工業所有権情報・研修館」です。

2007年1月から特許庁から情報システム業務の一部が移管され、「NCIPI」から「INPIT」として生まれ変わるそうです。

標語は、「人と情報で知財を支えるインピット」。

更なる御活躍を祈念しています。

知的財産権政策研修

12月6日(水)は、経済産業省別館で自治体の職員の皆様に「知的財産権政策研修」でお会いしました。

主催は、独立行政法人 工業所有権情報・研修館。この機関は、文字通り、情報と研修を任務としています。

この研修は、「経済産業局及び地方自治体(都道府県・政令指定都市)において知的財産に関連した政策の企画・立案等の業務を担当する職員を対象とし、その業務遂行に必要な知識・情報・手法を習得することにより、地方における知的財産権政策の浸透を図ることを目的とした研修です。」とされています。

そこで、「地方自治体における知財政策」のお話をさせて頂きました。

<講義のポイント>

「地方自治体の5か条」を提案させて頂きました。

1.知財制度を良く理解する(専門的な相談は弁理士さんにお願いしたらOKです。自治体として、何が重要か、どのように考えるべきかのセンスが大事だと考えます)

2.支援者、権利者、事業者の3つの立場で考える

3.知財戦略、知財報告、知財会計は3点セット

4.知財教育を実施し、地域ブランドを創造する

5.地域における独自性(オリジナリティー)のある知財戦略を構築する

知財政策は地方自治体にも大きな期待が高まっています。

研修生の皆様は本当に熱心でした。改めて御礼申し上げます。

明るく前向きに、頑張りましょう!!(*^_^*)

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ソニーPCLの「シネラピスタ」

<シネラピスタ>

12月5日(火)の午後は、目黒駅徒歩5分にあるソニーPCL株式会社の「シネラピスタ」に行ってきました。

ここは、デジタル映画専用のスクリーニングルームです。

大画面のスクリーン(230インチ)を持ち、30席の座席があります。

デジタルシネマの製作において、編集途中の確認試写や完成試写などに利用されているそうです。

2007年1月に上映される「シネマ歌舞伎・京鹿子娘二人道成寺」の試写会にお邪魔しました。

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<デジタルシネマ映像処理システム>

実は、シネラピスタにお邪魔するのは2回目です。前回は「京鹿子娘二人道成寺」の製作途中で、画像を融合する作業を拝見しました。

ソニーPCLは、デジタルシネマの編集用ソフトとしてアップルの「Final Cut Pro」を採用し、このためノートパソコン(PowerBook)上でも編集が可能となったそうです。

このシステムを使って最初に製作されたのが2006年1月に公開された深田恭子さん主演の「天使」。

ノートパソコンで編集できるため、編集室を長期間借り上げることなく、好きな場所で編集できるメリットが生まれたそうです。

しかしデジタル編集の難しさは、ディスプレイで見る場合と映画館の巨大スクリーンで見る場合で見え方が異なる点。

オフラインで編集したデータを書き出して、ソニーPCLに戻して、ラッシュ用データに書き換えて確認上映する作業の繰り返しだそうです。

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その意味で、上映施設が一体となっているシネラピスタは非常に理想的な製作・上映施設となっているそうです。

だから、デジタルシネマの関係者に政府への要望を伺うと、上映施設を望まれる方が多いのだと理解できました。

最後に、フルHDTVの4倍以上の解像度を誇る世界最先端の4K(4096H×2160V)プロジェクターも見てきました。

昨年からハリウッドが仕掛けてきている「4Kデジタルシネマ」に対応する機種ですから、いくらするのか想像できません。

とにもかくにも、デジタルコンテンツと技術開発の相乗関係は面白いですね。

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<大内順子さん>

試写が始まる前、待合室でファッション・ジャーナリストの大内順子さんと御一緒しました。

文化産業の話で意気投合しました。

綺麗なものは人間を幸せにすると、力説されていました。本当にその通りと思います。

初めてお会いしたのに、20分も話に花が咲きました。お人柄も全て本当に素晴らしい方でした。

並んで拝見した「シネマ歌舞伎・京鹿子娘二人道成寺」はお世辞抜きで綺麗でした。

大内さんは、是非、外国の方にも見せるべきとコメントされていました。

日本のコンテンツを海外に積極的に発信していただきたいと願います。

<坂東玉三郎さん>

2006年2月に歌舞伎座で公演された「京鹿子娘二人道成寺」については「六条亭の東屋」というブログに素晴らしい解説があります。

私は偶然、この舞台を拝見していますが、とてもこんなことまで分かりませんでした。

坂東玉三郎さんのアイデアに基づき、シネマ歌舞伎の「京鹿子娘二人道成寺」は舞台の再現と同時に、別物ともいえる世界を表現しています。

白拍子花子(玉三郎・菊之助)が二人であることに秘密があります。

ここで詳細を書けないのが大変残念です。アイデアの実現手段が、最先端のデジタル画像の融合技術でした。

玉三郎さんは役者としてはもちろん、監督としても大天才と改めて痛感した次第です。<(_ _)>

アイデアを出す方も出す方だし、実現する方もする方だと脱帽しました。<(_ _)>

御覧になったらきっと分かります。(*^_^*)

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メンテナンスをしていました

12月5日(火)10時~7日(水)15時まで、このブログが利用しているシステムが長期メンテナンスを行っておりました。

残念ながら予定通りには進まず、後日、再度メンテナンスを行うそうです。

関係者の皆様、応援してますから頑張って下さい。o(^-^)o

7日付けで2つの記事をアップしましたら、「同日に2つの記事をアップすると後日検索し難い」とお教え戴きました。ご指導、有難うございます。<(_ _)>

また、シネラピスタの記事の冒頭でメンテナンス情報を書かせて戴いたら、数名のソニーの大ファンからお叱りを受けました。<(_ _)>

「大好きなソニーの記事は、気持ちよく読ませてくれ」とのこと。<(_ _)>

お気持ち分かります。<(_ _)>

そこで、メンテナンス記事は5日付、シネラピスタの記事は便宜的に原稿を書いた6日付に変更させて頂きました。(*^_^*)

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分野融合フォーラム「伝統工芸と科学技術」

<伝統工芸と科学技術フォーラム>

12月2日(土)と3日(日)は、京都で開催されたフォーラムに参加させていただきました。

「伝統工芸の老舗の経営者」、「科学技術の研究者」、「芸術の研究者」、「芸術家」、「行政担当者」、「関係者」などの数十名の専門が異なる者が一同に集まって、「伝統工芸と科学技術」を議論することは大変有意義だったと思います。

多くの具体例を元に、最初から最後まで白熱した議論が続きました。

科学技術と芸術の関係者の、両者の考え方の近似点と相違点が感覚的に理解できたように思います。

夜遅くまで議論が続いた体力消耗型のフォーラムでした。

<フォーラムの感想>

詳細な報告は事務局がされることと思いますので簡単な感想まで。

・ 「金箔」を製造している老舗の事例では、伝統工芸から技術革新が起こる間合いについて考えさせられました。

私は、「老舗」とは「伝統」を基盤に「革新」を持続することに成功している存在だと思いました。

・ 「備前焼」と「漆」などの仕組みを解明された研究発表は圧巻でした。

解明された科学技術をどのように転用するかが議論されました。

改めて、地域ブランドを構成する「伝統工芸」と大量生産型の「大規模産業」との関係を考えさせられました。

・ 「組み紐」を自動車の軽量化に利用するという事例では、企業に導入を進めた大学研究者の存在の重要性を痛感しました。

・ 「知財」は分かりにくい存在だったと改めて思い至りました。

もっともっと社会に分かりやすく説明することが必要と猛省しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

筑波、鹿児島、京都の4泊5日の出張が終わってちょっと安堵しています。(*^_^*)

昨日の帰りの新幹線から先程までは、今日の授業の「知財政策」の『不正競争防止政策』の最終確認をしていました。<(_ _)>

来週は『種苗政策』です。(*^_^*)

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地域ブランドフォーラムin九州(続き)と源光庵

<パネルディスカッションから学んだこと>

今回のフォーラムのパネルから私が学んだことを簡単に列挙させていただきます。<(_ _)>

1.良い物を作ること

良い物でなければ「地域ブランド」にはならないとつくづくと学びました。これは単に消費者がメリットを得るという話ではなく、作り手、販売者の意欲に大きく影響を与えるからです。

良い物を作るから頑張れる、良い物を販売するから積極的になれるのだと思いました。

2.権利の重要性

商標出願のタイミングの難しさを痛感しました。全く知られていない時では「文字だけの商標」は取得できないし、全国レベルに知られてしまうと「普通名称」と言われてしまう場合もある。

この観点からも「地域団体商標」を活用されたら良いなと思いました。

3.第三者評価が必要

賞を取れば広告費の節約になりますし、知名度も一気に上がります。また、大規模スーパーや有名百貨店(伊勢丹の名前がたくさん出ました)のバイヤーから貴重なアドバイスが得られると考えられます。

地域が独りよがりにならないような取り組みが、製造にも、販売にも必要だと思いました。

4.技術の裏づけが必要

島原素麺は製品をより高品質にするため、さらに技術開発されて特許まで取得されました。

黒酢は成分の分析のため、九州大学医学部や他大学と協力して黒酢の効能や成分など研究されたそうです。

「何となく機能が良い」というのでは製品の説明責任が果たせないため、営業ができません。

多くの地域ブランドにおいて、科学的な解明が必要なケースが多いと考えられます。

大学や公設試の役割が重要になっていると思いました。

5.農工連携が必要

「地域資産」を最大限に活用するには、「農工連携」は避けて通れないと痛感しました。

さらに、ネット販売が可能となるように「サービス産業」とのリンケージも重要でしょう。

地域の総合力が試される時代だと思いました。

◎「MIP学生」さんがコメント中で指摘されたURL(2006年12月4日19時40分:追記)

http://www.kyushu.meti.go.jp/press/18_4/180427_jyuten/180427_18fy_jyuten.pdf

<源光庵>

昨日(12月1日)の朝、鹿児島から京都へ移動しました。

鹿児島空港から伊丹空港までわずか1時間。ブログの原稿は半分しか書けませんでした。夜中に続きを書いた次第です。

京都で調査した企業は内緒です。そのうち原稿にします。(*^_^*)

ついでに、「源光庵(京都市北区)」に立ち寄る機会がありましたので、気分転換用としてお届けします。

四角窓は「迷いの窓」、丸窓は「悟りの窓」と名付けられています。私は丸窓の方が好きです。

枯山水と借景を堪能できる素晴らしい寺院でした。

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地域ブランドフォーラムin九州

<九州が誇る地域ブランド>

11月30日(木)に、鹿児島で『地域ブランドフォーラムin九州』が開催されました。

前半は、ブランド総合研究所の田中章雄社長と私の基調講演でしたが、後半は、パネルディスカッションの中で「九州の地域ブランド」の成功例がたくさん報告されました。

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<島原素麺>

最初に、㈱素兵衛屋の栄川幸樹(えいかわこうき)社長から、手延素麺として島原素麺を売り出したときの取り組みやご苦労が報告されました。

ジャーナリストから経営者に転向された御苦労や大規模スーパーや有名デパートで扱ってもらうことの大変さが分りました。

良いものを作ろうということで、「高度熟成法」の技術を開発し、特許を取得されたそうです。

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<黒酢(くろず)>

1800年ごろから伝統的に作り続けられている黒酢。米麹と蒸し米と地下水のみを原料として、野外に並べられた陶器の壷に仕込んで作るそうです。

坂元醸造株式会社の坂元昭夫(さかもとあきお)会長が報告されました。

黒酢はまろやかでコクのあり、豊富なアミノ酸と有機酸などが含まれていることで有名です。

1991年に「ふるさと認証食品(Eマーク)」、2006年に「本場の本物」として認定されています。

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<地域の素材・・・さつまいも>

地域の素材にとことんこだわって「農菓発想」でヒット作を生み出しているのが、有限会社馬場製菓です。馬場甚史朗(ばばじんしろう)会長の一貫した経営姿勢が、「ポンカン最中」「薩摩きんつば」「さつまいものほまれ」などを誕生させました。

全国菓子博覧会などの出品に努力され、数々の賞を受賞されています。賞を受賞することは非常に重要で、宣伝費を掛けずに知名度が上がるそうです。

屋久島に「エコフードミュージアム」を作るなど、農家との共存共栄を図るお菓子作りは「農工連携」の先進例です。

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<奄美市>

数日前に、「本場奄美大島紬」が地域団体商標の登録査定を受けたと弁理士さんから連絡があったそうです。

本当に嬉しいと平田隆義(ひらたたかよし)市長は話されていました。九州で12番目の地域団体商標となります。

奄美市は、奄美大島紬だけではなく、水、セリシン、花粉症避粉地、タラソテラピー、皆既日食など、多数の地域資産を持っています。今後の展開が楽しみです。

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