パリの歌舞伎事情
日本の歌舞伎展については、11月6日のブログで御紹介しました。今回は、現在開催されている「パリの歌舞伎衣装展」について御紹介します。
「歌舞伎美人(かぶきびと)」によると、20006年12月12日~2007年2月17日、パリの三越エトワールにおいて、特に優れた歌舞伎の衣装45点を展示して、日本の伝統的な色・柄や歌舞伎の真髄を紹介しているそうです。
是非、展示手法と見学者の感想を調査研究したいものです。<(_ _)>
下記の「紅葉狩り」の衣装は、2007年3月にパリオペラ座で公演される演目にちなんで展示されているのでしょう。2006年12月の歌舞伎座の夜の部では、市川海老蔵さんと妹の市川ぼたんさんが共演されました。
海老蔵さんはもちろん別格ですが、侍女野菊役のぼたんさんの繊細な日本舞踊にも魅了されました。指の動きが本当に綺麗なのです。(*^_^*)
(「紅葉狩」の更科姫(実は鬼女)の衣裳 http://www.kabuki-bito.jp/news/2006/12/post_48.html から転載)
(「傾城(「助六由縁江戸桜」の「助六(すけろく)」の恋人の「揚巻(あげまき)」の衣裳で、歌舞伎衣裳の中で最も華やか) http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/kabuki/ から転載」
その他、「京鹿子娘道成寺(引き抜きを紹介)」などの衣装も展示されているそうです。
<パリ・オペラ座の歌舞伎公演>
2007年3月、パリオペラ座で市川団十郎さんと海老蔵さんが出演する「歌舞伎公演」 が予定されています。
海老蔵さんは尾上菊之助さんと共に、先回のパリ講演も大成功されています。
「パリの歌舞伎衣装展示会」と「パリ・オペラ座の歌舞伎公演」が契機となり、フランスでの歌舞伎ブームがさらに高まりそうですね。
是非、パリにおける日本文化の高い評価を、世界と日本に伝えて戴きたいと願います。(*^_^*)
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