食品産業ブランド戦略セミナー
<静岡県食品産業協議会>
本日、標記のセミナーで「地域ブランド権利化の動向」というタイトルで講演をさせて頂きました。
静岡県では、「駿河湾桜えび」、「由比桜えび」、「焼津鰹節」の地域団体商標を取得されています。これからが楽しみですね。(*^_^*)
本日は、地域資源の固有性が重要であることをお話させて頂きました。
来週の火曜日も静岡県にお邪魔する機会がありますので、この続きをお話したいと思います。
<ヨーグルトン事件>
最後に御質問して戴いた静岡県の朝霧ヨーグル豚販売協同組合の「ヨーグルトン」事件は大変勉強になりました。
大学に戻り、早速調査しました。
朝霧ヨーグル豚販売協同組合が「朝霧ヨーグル豚」、「ヨーグルトン」、「ヨーグル豚」を先に出願して商標登録されたにも拘らず、他県企業の「ハーブヨーグルトン」が、後日、出願されて登録された事件です。
2006年7月24日(月)にテレビでも報道されたそうです。
その後、朝霧ヨーグル豚販売協同組合が商標異議の申し立てをしましたが、特許庁は認めませんでした。
異議決定の適否を申し上げる立場ではありませんが、私からアドバイスできることは、「朝霧ヨーグル豚販売協同組合」と「他県企業」の両者は消費者に混同させない責任があるということです。
争いの本質が商標問題だけではなく技術問題が絡むのであれば、こちらの解決も重要と思います。
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コメント
お陰様でようやく知財高裁まで行ってハーブヨーグルトンの無効が認められました。
(だいたい常識で考えれば分かることを先方の弁理士の口車に乗って役所が間違えるからいけないのです。訴訟費用を払ってほしいです。雪見大福はロッテの商標です。チョコ雪見大福とかで出願して認めるほうがおかしい。ポッキーはグリコです。ハーブポッキーが認められるわけにいかないでしょうに。)
投稿: 松本貞徳 | 2010年12月 4日 (土) 15時27分