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METライブビューイング2

<6作品目(昼間)は完売>

今年の元旦にお伝えした「METライブビューイング」の6作品目となる「プッチーニ 三部作」の上映が5月3日に銀座で行われました。「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」という3つの小作品からなるオペラです。

オペラのデジタル配信の話を復習しましょう。(*^_^*)

米国のニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演されたオペラを、欧米(米国、カナダ、イギリス、デンマーク、ドイツ、ノルウェイ、スウェーデン)には衛星中継で映画館で生放送で上映するプロジェクト(Live in High-Definition)を言います。

日本では、映像と音響データの質を重要視したため、海底光ファイバーで伝送して(今期は時差を考慮して)、劇場や映画館でデジタル上映するプロジェクト(METライブビューイング)と言います。日本の観客の要求する質は、工業製品も同様ですが、世界で一番厳しいようです。

このプロジュエクトは、今期だけで50万人を越える方が鑑賞して大成功しました。日本でも「三部作」の昼間の部のチケットが完売となったそうです。

写真は入り口のたて看板ですが、なぜか知らない方がポーズを取って下さったので写真を撮らせていただきました。御支障がありましたら御一報下さいませ。<(_ _)>

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<歌舞伎とオペラ>

昨年は歌舞伎を勉強させていただき、今年はオペラを勉強しています。共に、400年の歴史を持つ芸能で、歌、踊り、物語の要素が入っています。

オペラを拝見してつくづくと思うことは、欧米のコンテンツがこれだけ日本人に感動を与えるなら、日本のコンテンツも大半は理解されるのではないかということです。

松竹大谷図書館で、昔の米国の新聞記事を調査していたとき、米国人に一番感動を与えた歌舞伎の演目は「親子の別れの物語」だったという記事がありました。

人間の感情は民族の差は多少あるかもしれませんが、共通する部分が大きいと思います。

私は、このMETライブビューイングという米国の新しい文化産業のビジネスモデルが、日本の芸能を海外に発信するときに参考になるのではないかというスタンスで勉強させていただいています。

日本のコンテンツの輸出モデルを真剣に考える時期に来ていると思います。外貨を稼ぐためにだけではなく、日本人の心情を分かっていただくことが未来の日本を守る「ソフトパワー」に繋がると思います。<(_ _)>

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コメント

面白いですね。サンフランシスコでも、オペラハウスとスタンフォード大学の野外施設をつなげて、「リゴレット」のライブ中継がありました。昨年秋のことです。配信先は野外だったので、音の反射もなく、質は決して高くはありませんでしたが、無料で、数千人の観客が、ビールを片手にオペラを鑑賞したことで、その裾野を相当広げたのではないかなと思います。

投稿: さとう | 2007年5月 5日 (土) 18時10分

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