山形の地域ブランド
<山形物産展>
先週のご報告です。東京・新橋演舞場で、6月4日から26日の期間、「山形さくらんぼまつり物産展」が開催されているという情報を戴きましたので見学してきました。お芝居の幕間でお客様が山形の名産品を購入されていました。(*^_^*)
6月11日(月)は斉藤弘・山形県知事のトップセールスがあったそうです。スケジュールが公表されていました。<(_ _)>
6月は山形県が誇る「佐藤錦」などのサクランボの出荷時期に当たるので、山形県の特産品の売出しには最適だと思いました。
<うこぎ茶>
会場で初めて知ったのが「うこぎ茶」です。
「うこぎ」は、米沢半藩第九代藩主上杉鷹山が食用を兼ねた垣根(かきね)として設置を奨励し、古くから米沢地方の暮らしに馴染んでいたそうです。
PETボトルに入った「うこぎ茶」の容器には、「本商品に関するお問い合わせ先 うこぎの町米沢かき根の会」となっており、「企画:米沢商工会議所・米沢市・山形大学工学部・山形県立米沢女子短期大学」と表示されています。
産学官の連携商品かなと思ったので、早速、米沢商工会議所の事務局長からお話を伺いました。
山形大学工学部の尾形健明教授は「活性酸素」を消去する抗酸化物質、ポリフェノール類を大量に含んでいるとの論文を発表されており、山形県立米沢女子短期大学健康栄養学科の山田則子教授が「糖尿病の改善」に有効であるとの論文を発表されていたそうです。
そこで、『うこぎ』の製品開発に当たり、両教授に協力依頼をしたそうです。地元の皆様のご尽力で製品化が行われたそうです。ただし、うこぎは棘のある植物で大量に摘み取ることが大変であるため、大量生産品の流通に載せることはなかなか困難だそうです。
地元で親しまれている植物の効用が明らかになり、製品化され、インターネットを活用して地元以外のマーケットでも取引されています。産学官連携の良い事例だと思います。
「うこぎ」の存在が広く知られると良いですね。(*^_^*)
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