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2007年8月

スタジオ撮影がスタート!

<近況報告>

放送大学の「放送教材」のスタジオ収録や「印刷教材」の原稿作成に追われています。さらに、大学の成績付けや学会誌などの原稿依頼にも追われています。<(_ _)>

この前の日曜日は、終日、MIPの第1期の面接審査を行っていました。多くの受験生にお目にかかれて光栄でした。(*^_^*)

その結果、今年は夏休みは一日も無く、土日も無く、突貫工事の日々です。(T_T)

<以前のスタジオ撮影>

DVD教材を取るために、新橋のスタジオに2日間、通いました。これがPHPで販売されている教材です。

ライトが熱い、プロンプト(カメラの近くに出る読上げ原稿:アナウンサーの使用機材)を読むと目が疲れる・・・という印象を強烈に覚えています。

でもカメラも1台だったのでひたすら一箇所を見て、間違えないようにと真剣に原稿を読んだ記憶があります。

<今回のスタジオ撮影>

幕張にある放送大学のスタジオで収録がスタートしました。<(_ _)>

勝手がまるで違いました。プロンプト無し、パネルの切り替えは自分、差し棒で指しながら説明する、カメラが数台ありランプのついているところを見る・・・。(^_^;)

前日と当日、ディレクターとサブディレクターから詳細な説明を戴きましたが、秒数を睨みながら話すのは素人にはなかなか難しいですね。(@_@) 

下の写真は番組を撮影してくれたカメラたちです。ライトの関係で暗くなって申し訳ありません。

Nec_0334

この下の写真は、スタジオ内で説明パネルを調整してくれるスタッフが座っているデスクを撮ったところです。 Nec_0335

テレビ用のメイキャップも初めてでしたが、教育番組ですから地味です。(*^_^*)

ともあれ、習熟したスタッフの皆様のおかげで45分番組を1本取り終えました。<(_ _)>

自分の顔を見たり声を聞くのは辛いですね。今、果てしなく落ち込んでいます。(@_@)

ともあれ、スタッフの皆様、ありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>

皆様、来年4月から放映ですのでもう少々お待ち下さい。<(_ _)>

たくさん噛んじゃいました(言い間違えました)。<(_ _)> 笑えますよ、きっと。(*^_^*)

「知的財産」を知ってくださる方が増えれば本望です。<(_ _)>

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日本物理学会

<ポスドク問題への対応を開始!>

先日、「20%ルール」のススメでお知らせしました。日本物理学会・前会長の坂東昌子先生からポスドクの新しい活躍の場を広げる取組をスタートしますと教えて頂きました。詳細は、日本物理学会のサイトを御覧下さい。<(_ _)>

実は、先日、目黒のレストランで元気バリバリの坂東先生にお目にかかりました。(*^_^*)

坂東先生は大学で知的財産も教えておられるそうです。先生の知見には脱帽した次第です。<(_ _)>

<取組の計画>

さて、計画の骨子は次のとおりです。

1)知的人材の活躍可能な場についての調査・開拓

2)幅広いニーズに応じた柔軟に対応できる若手の育成

3)1)を踏まえ、研究指導現場の意識改革の普及活動

4)知的人材の資質と能力等の情報データベース・情報ステーション構築

5)教育、知財、IT、科学行政その他の諸分野へポスドク等の知的人材が社会に貢献できる方策の研究・検討を行い、成果を公開する。

<社団法人日本物理学会キャリア支援センター開設記念式>

この計画のキックオフとして、開所式が下記の日程で開催されます。

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          記

1.日時   平成19年9月3日(月) 午後4時から5時
2.場所   東京大学工学部新2号館地下1階213号室
3.式次第
    ◆主催者 挨拶
        社団法人日本物理学会会長     鹿児島 誠一
    ◆主賓挨拶
        文部科学省科学技術・学術政策局
          基盤政策課 人材政策企画官 高比良 幸蔵
        科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業
    企画評価委員会 座長 
    筑波大学大学研究センター教授 小林 信一 
      東京大学副学長           平尾 公彦
    ◆キャリア支援センター・連携協力機関関係者紹介
    ◆事業開始宣言並びに支援センター事業方針発表
    ◆閉会挨拶        副センター長 栗本 猛
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御関心のある方は、是非、お越し下さい。<(_ _)>

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夏休み子ども見学デー

<特許庁の初めての試み>

8月22日(水)と23日(木)の両日、特許庁の「夏休み子ども見学デー」が開催されました。

Nec_0304

知財教育を研究しているため、研究室の院生共々見学させて頂きました。関係者の皆様に心から御礼申し上げます。

大変たくさんの子供たちがとても元気に御父母と一緒に参加されていました。(*^_^*)

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<特許庁を体験しよう!>

いろいろなメニューがありました。

(1) 発明の審査体験

(2)特許電子図書館での調査体験

(3)審判官実感体験

審判官が着用する法衣を着て記念撮影がなされました。

実はこの法衣のデザインは、米国・巡回区控訴裁判所がモデルです。裁判所の法衣の色は黒ですが、特許庁の法衣は紺色です。

子供たちが張り切って写真撮影に臨んでおられますね。o(^-^)o

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(4)発明クイズラリー

(5)ビデオ上映

「んちゃ!アラレのおしおき!アイデア泥棒をやっつけちゃえ!」、「がんばれ!コボちゃん牛乳」 など、発明や商標をテーマにしたビデオが上映されました。

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(6)サイエンスショー

エジソンなど偉人たちの発明を実演されました。 大きな風船が大人気でした。

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シカゴ・カブス商標判決

<夏は野球に関する商標事件が話題になる?>

2007年8月8日、夏場に相応しい野球に関する商標判決が知的財産高等裁判所から下されました。6月18日に口頭弁論が終結したアメリカの大リーグ球団「シカゴ・カブス」の商標登録を巡る事件です。

・・・というのは、「阪神優勝」商標事件も2003年7~8月の夏に世間を騒がしたからです。経緯はこちらのサイトが詳しいです。

リーグ優勝が視野に入り始めるので夏場は野球事件の注目度は高いようですね。(*^_^*)

<大きく報道された審決取消判決>

新聞各社が一斉に審決取消のニュースを伝えています。

カブス(CUBS)というロゴを、特許庁は頭文字「C」で囲んだものに「スイス・ユニオン銀行の商標であるUBS(ユービーエス)を組み込んだものでありUBS商標と類似する、として大リーグ側の商標登録出願を拒絶しました。

ところが、「日本人選手の活躍により、国内でも大リーグの試合中継がされている。カブスはサミー・ソーサ選手が所属し、日本で開幕戦を行うなど、名称はよく知られている」と判決は指摘し、「ユービーエス」とは認識されないと判断しました。

メジャーリーグの「カブス(CUBS)」のロゴと外国の銀行の「UBS」のロゴを間違えることはないという知財高裁の判断の方が妥当だという趣旨の報道が多かったようですが、問題はここだけでしょうか。

<判決と商標制度に対する感想>

この事件に関する私の感想は以下の通りです。

①とても分かりやすい模範的な判決である。

知財高裁が分かりやすい判決を書かれるのは素晴らしいことと思います。

大昔の四重否定の判決文を読む苦痛から国民は開放されます。

②商標制度は正しく国民に理解されていない。

商標登録は「指定商品や指定役務(サービス)」内で有効なものということはほとんど国民に知られていません。

特許庁は、同じような図形の「カブス(CUBS)というロゴを、頭文字「C」で囲んだもの」を数件、商標登録しています。

例えば、商標登録番号第1190753号は、昭和47年出願、昭和51年登録、商品及び役務の区分はスポーツバックやズボンつり)です。

ですからこの図形を全てUBSと対比して特許庁は拒絶しているわけではありません(特許庁の肩を持つわけではありませんが・・・)。

③国民にとって商標の審査基準には分かりにくい部分がある。

「指定商品や役務(サービス)」さえ国民にとって未知の世界ですし、審査基準も国民にとってややこしくて分かりにくいと思います。

地域ブランドの説明会でも御質問が多いところだと思います。

④裁判所と特許庁の判断手法が異なる?

今回の判決は指定商品・役務における周知性はもちろん、市場を混乱させなければOKというのが裁判所の考え方かもしれません。この意味で、商標の審査基準に一石を投じる判決かもしれません。

<特許庁の反論と裁判所の判断>

具体的に判決をみてみましょう。

特許庁の反論

指定商品・役務に限定して「CUBS」の周知性を検討しています(第10頁)。

「本願商標の指定商品又は指定役務は,第9類,第16類及び第41類の商品・役務であるところ,その指定する範囲は,商品については,「電話機」,「ラジオ受信機」,「カメラ」,「はがき」,「印刷物」,「ノートブック」,「ペン」,「鉛筆」,「鉛筆削り」,役務については,「教育情報の提供」,「娯楽情報の提供」等であって,それら商品・役務自体はメジャーリーグと密接な関係のある商品等とはいえない。

そうすると,本願商標の指定商品又は指定役務の主たる需要者は,子供から高齢者までの老若男女を含む一般的な消費者といえるから,必ずしもメジャーリーグに精通した者ないし興味を有する者に限られない。

すなわち,我が国においては,熱狂的なシカゴ・カブスファンならばともかくとして,一般のメジャーリーグファンにおいて,シカゴ・カブスのユニフォームのロゴは,到底知られているとはいえない。」

つまり特許庁は、「電話機」,「ラジオ受信機」,「カメラ」などの分野では、「シカゴ・カブス」はそれほど有名じゃない(周知性がない)と判断し、この分野で先に登録されている銀行であるUSBの商標と比較したのです。

裁判所の判断

「第5 当裁判所の判断」において、冒頭で「CUBS」の周知性を認めた次の段階で(第19頁)、

「引用商標2ないし4の商標権者であるUBS社は,本願商標の出願人である原告に対して,原告が本願商標を第9類,第16類及び第41類の商品について登録することに同意していること(甲54)に照らすならば,UBS社も,本願商標と引用商標とは,互いに出所の混同を来さないと認識,理解しているものと推認される。」

裁判所は先に同じ指定商品で商標登録されているUBSも問題ないと言っているし、この分野で混同も来さないと判断したのです。

<今回申し上げたかったこと>

特許庁は「電話機」などの指定商品や指定役務に限定して、「CBUS」が有名かどうか(周知性)を検討しました。

裁判所は「CUBS」の一般的な周知性を認定した後、「電話機」などの同じ指定商品や役務における他の商標との混同を検討しました。

判断の基準と手順が異なったのです(重要な判事事項です)。

ですから、単に米大リーグ球団「シカゴ・カブス」が有名か否かについて、特許庁と知財高裁の判断が異なったという単純な判決ではないのです。

それにしても新聞各社に取り上げられ、国民にとって商標制度が身近になってきたのは素晴らしいことですね。(*^_^*)

これからもドンドン報道していただきたいと心から願います。<(_ _)>

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知的財産戦略本部の2つの専門調査会

<新しい2つの専門調査会の設置>

2007年8月1日付けで知的財産戦略本部の下に「知的財産による競争力強化専門調査会」と「コンテンツ・日本ブランド専門調査会」が設置されました。

今回の2つ専門調査会は、平成19年5月に決定された「知的財産推進計画2007」を踏まえて設置されたものです。

「 知的財産による競争力強化専門調査会」は、知的財産による競争力の強化に係る課題に関する調査・検討を行うため、

「コンテンツ・日本ブランド専門調査会」は、コンテンツ及び日本ブランドの振興に係る課題に関する調査・検討を行うためです。

<専門調査会とは>

知的財産戦略本部令(平成15年政令第45号)第2条の規定に基づいて、知的財産推進計画に係る重要政策課題の調査のために「専門調査会」は設置されます。(*^_^*)

私はコンテンツ・日本ブランド専門調査会に参加させていただくことになりました。世界最先端のコンテンツ大国の実現及び日本ブランド振興に向けた取り組みを加速することは大変重要だと思います。<(_ _)>

良い政策提案ができればと思います。皆様、いろいろとお教え下さい。<(_ _)>

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