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TBSの「イブニング・ファイブ」

<かごしま遊楽館>

6日(木)の午前中は、知的財産戦略本部の下部に置かれた「コンテンツ・日本ブランド専門調査会(第2回目)の会合に出席しました。こちらの御報告は別途させて頂きます。<(_ _)>

その後、仕事の関係で日比谷に立ち寄り、自治体のアンテナショップを見学に行きました。東京駅を中心として、有楽町・銀座・日比谷にかけての地域には自治体が出店する多くの「アンテナショップ」があります。

前日に「江戸切子」を勉強したので、「薩摩切子」を見たいと思い、鹿児島のアンテナショップである「鹿児島遊楽館」に伺いました。

教材作成のため、店内の鹿児島の地域ブランドの画像を撮りたいと考え、県事務所の担当者にお願いしました。大変お世話になりました。<(_ _)>

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<鹿児島商標事件>

同時刻、共同通信から、中国において2004年9月に「鹿児島」という文字を含む商標が広告や事業管理・運営を含む区分において商標登録申請があり、異議申し立てがなければ、登録が認められることが2008年1月20日付の中国の官報で判明したというニュースが配信されていました。

そうしたら、昨晩、TBSの記者さんから取材依頼があり、本日、インタビュー撮影を受け、17時の「イブニング・ファイブ」で私のコメントが放映されました。インタビュー撮影時に「鹿児島」の商標事件と教えて頂き、仰天した次第です。(^_^;)

テレビを見たら、昨日、伺ったばかりの「かごしま遊楽館」の映像もあります。いやはや驚きました。<(_ _)>

<私のコメント>

「地名」が付加価値を表す「知的財産」であり、将来、市場になる可能性がある場合は、商標を取得するコストを掛ける時代が来ていることをお話しました。<(_ _)>

以下のことも重要と思います。(*^_^*)

①「地名」の付加価値には、歴史的な背景やイメージや信用などいろいろな種類のものがあり想像以上の経済的な価値を内包していること。

②事件に巻き込まれた鹿児島県が悪いのではなく、鹿児島という地名に価値があったので中国で取得しようする人がでたということ。青森県や佐賀県も同様です。価値の無い地名には誰も投資をしません。

③この現象は社会の価値観が変わったことを示しており、今後の対策をしっかりと立てる時期に来ていること。

異議申立には証拠集めが重要ですね。頑張って下さい。<(_ _)>

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