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米粉の技術開発

<食糧自給率の低下>

日本の食糧自給率は2003年の値は40%と先進12国の中で最低でした(現在は更に落ちて39%です)。(T_T)

穀物自給率についても、2003年は175の国・地域中125番目、OECD加盟30か国中26番目でした。(T_T)

太田農林水産大臣就任記者会見の議事録を見ていても農業の課題が見えてきます。

<小麦の価格上昇>

そこで、注目を集めているのが「米粉(こめこ)」です。(*^_^*)

米粉とは、米を製粉したもので、1991年に近藤元次農相の命令で米粉からパンを作る研究が開始されました。

衆議院の農林水産委員会の議事録(2008年5月8日)からすると「一日一人、小麦粉食品の約七グラムを国産米粉に代替すると、自給率は一%アップ」するそうです。

<米粉のパンやケーキ>

1996年に米粉のみ(グルテン無添加)でパンを製造する技術が菅原則行氏によって開発(特許第2030955号)され、近年では山形大学発のベンチャー企業から米粉のみで作ったパンが開発(特許第3803927号など)、販売販売されています。

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ちなみに、東京理科大学MIPがある駅ビルでも、米粉のパンやケーキが販売され始めました。写真はチーズケーキです。<(_ _)>

米粉の食品がますます身近になってきましたね。o(^-^)o

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コメント

なかなか美味そうなチーズケーキですね。米粉と言えばビーフンとかフォーしかないと思ってましたが。

ところで豚肉の自給率は何%かご存知ですか?豚肉は55%国産ですが上記カロリーベース自給率(また40%に回復したとか。)に換算すると何とこれが5%となってしまうとか。この原因は飼料を海外に頼っているせいだそうです・・・

猛暑の折、体調維持にご留意ください。

投稿: 特許酔法師 | 2008年8月 6日 (水) 08時54分

はじめまして。
「1991年に近藤元次農相の命令で米粉からパンを作る研究が開始されました。」とありますが、米粉パンの研究はこれよりずっと以前から行われています。
特許第2030955号は、その主要請求項が、これ以前に出願された新潟県の特許と同一であるため、無効であるとして、大幅に修正されております。現在、この特許により、パンを製造しているという話は聞いたことがありません。この分野の基本特許は新潟県が持っております。引用されるなら、それを引用するべきと思います。

投稿: | 2008年10月 4日 (土) 20時51分

コメントありがとうございます。

いろいろとお教え戴きまして御礼申し上げます。

◎米粉の話
現在も調査中です。
いつ頃から研究されたのかの資料があったら、是非、お教え下さい。

複数の文献が近藤元次農相の名前をあげていました。国内でパンを作り始めてから、小麦粉ではなく、米粉でも作りたいと考えるのが自然だと思っておりますので。

◎特許第2030955号
訂正審判により、特許請求の範囲が訂正されたことは存じておりました。
いろいろと米粉の製品を購入しております。
ネットでも販売されているケースがあります。
先回購入した製品にこの特許番号がありましたので。<(_ _)>

新潟県の特許が基本特許なのですね。
実際にこの特許が使用されている製品をお教え戴けたら助かります。<(_ _)>

生越拝

投稿: 生越由美 | 2008年10月 6日 (月) 22時59分

いろいろと調査された上で書かれたということを知らず、私の知識と違ったものですから、決め付けた感じで書いてしまい失礼いたしました。以下、私が思っていることを書きますが、私の思い込みがあるかもしれません。いかがお考えでしょうか?

私の知る古い文献としては、Yasuo Tanaka, Japanese Agricultural Research Quarterly, 6 p.181 (1972)というのがあります。米粉パンの定義にもよりますが、いつ頃が最初かはよくわかりません。日本での研究は、米の消費が昭和30年代にピークを迎え、その後減の消費減少がはっきりしてきた昭和50年代頃から米の消費拡大を目的とした米粉パンの研究が行われるようになったのではないかと考えています。さらに古くは大正時代に流行した玄米パンがあります。

近藤大臣の発言は1991年となっていますが、2030955号も、新潟県の特許も出願されたのは1991年ですから、少し変な気がします。通常、技術開発研究は、何年もかかるものですから、大臣の命令とこれらの特許は直接関係あるとは思えません。

「複数の文献」とありますが、その近藤大臣の発言に言及した文献を教えていただけないでしょうか。宜しくお願いいたします。
ネット上では、私も読んだことがありますが、文献ではみたことがありません。近藤大臣はそうした発言をされたのだと思いますが、発言された状況を知りたいのです。

米粉パンに関して、その製粉方法の基本的な特許となっているのは、(新潟県が保有する)特許2077863号で1991年3月に出願されました。2030955号が出願されたのが1991年の10月です。特許2077863号による製品としては、新潟製粉や片山製粉が製造しております米粉パン用の米粉がこれに相当するかと思います。

特許2030955号によって製造された、米粉製品を教えていただけないでしょうか。もし可能であるなら私も入手したいと思います。

特許2030955号の明細書および、特許無効審判に関する書類をご覧なられましたでしょうか?これらを読むと、特許の主要部分は無効とされ、修正後に残った請求項だけで米粉パンを作るのは難しいと私は思います。

投稿: 前回、コメントした者です | 2008年10月11日 (土) 22時53分

コメントありがとうございます。(*^_^*)

米粉の開発には歴史がありますね。

国会議事録を見ると、昭和45年当時は学校給食に入れる議論があり、その後、米粉をパンに入れることを反対する論調があります。

昭和53年には「基礎的研究は引き受けながら、企業の開発努力に対して一層援助をしていきたいというふうに考えております」という答弁があります。

時は飛んで、平成12年09月29日の衆議院の農林水産委員会では「我が新潟県で、しばらく前ですが、米の微細粉技術というのが開発をされました。米は、麦と同じような形の細かい粉にすることが今まで技術的に難しかった。しかし、どうも私もよくわかりませんが、米の組織を酵素で分解してから粉にするという形によって、そば、小麦粉とほぼ同じような形の粉にする技術が開発された。そこからつくるパンとかあるいはうどん、そば、これらも小麦粉と比べてまさるとも劣らず、こういうふうな状況というふうに聞いております」と議論されています。この間では「米粉×パン」では国会議事録がヒットしませんでした。

そこで、タイトルと本文に「米粉」が含まれる新聞記事を検索しました。<(_ _)>

1985年 0
1986件 2
1987件 2
1988年 16
1989年 20
1990年 53
1991年 52
1992年 81
1993年 128
1994年 109
1995年 93
1996年 103
1997年 107
1998年 119
1999年 140
2000年 176
2001年 259
2002年 479
2003年 731
2004年 923
2005年 1232
2006年 1327
2007年 1334
2008年 3763(昨日時点の暫定値)

1990年頃から米粉の話題が激増し、米粉関連の特許文献は明治以来1517件もあります。これらを総合して、近藤大臣のリーダーシップがあったものと判断した次第です。<(_ _)>

米粉の研究はかなり昔からあったのですね。<(_ _)>

いろいろとお教え戴きまして御礼申し上げます。<(_ _)>

投稿: 生越由美 | 2008年10月13日 (月) 22時43分

ご親切に、どうもありがとうございます。勉強させていただきました。

国会議事録を検索することに思い至りませんでした。先ほど、近藤元次さんの農水大臣時代の発言から検索してみましたが、「米粉」でも「パン」でも出てきません。国会での発言ではないのかもしれません。

度々、申し訳ありませんが、近藤大臣の発言が出ている文献と、特許2030955号を使った商品を教えていただけないでしょうか。よろしく、お願い申し上げます。

学校給食の件は、当時、製パン業界が大反対で、デモ行進までしたと聞いています。新潟県の技術というのが、まさに特許2077863号の酵素を利用した製粉と思います。

新聞の記事件数を見ると如実に近年の米粉への関心の高まりを理解することができました。ありがとうございました。


投稿: 前回、コメントした者です | 2008年10月14日 (火) 22時36分

コメントありがとうございます。

何か特別の御事情があるように拝察します。

もし宜しければ、ブログのプロフィールに記載している私のアドレスにメールを戴けませんか?

投稿: 生越由美 | 2008年10月16日 (木) 23時34分

特別の事情というものはありません。これ以上はご迷惑と思いますのでやめますが、1回だけ書き込みさせてください。
私の推測では、ネット上の1箇所で書き込まれた適切でない情報がネット上にかなり広く広がってしまっていると思っておりました。近藤農水大臣の発言と、特許第2030955号の件です。

このブログの情報もそのネット情報からきたものだと思い込んでいたのです。生越様は特許の専門家でいらっしゃるし、影響力が大きい方ですので、不適切な情報がさらに広がるのはよくないと思い、僭越ながら、書き込んだ次第です。

しかし、あの情報は文献に基づいたもので、特許商品も存在するということで、私の考えは否定されました。そこで、真実をさらに知りたいと思い、お尋ねいたしました。

私も、自分自身でさらに文献や商品を調べてみたいと思います。それでは失礼いたします。

これまでお付き合いくださいまして、大変ありがとうございました。

投稿: 前回の者です | 2008年10月17日 (金) 21時26分

こちらこそ、いろいろとお教え戴きましてありがとうございました。(*^_^*)

米粉の技術開発や米粉に対する認識が変ったことを認識しました。

戴いた情報を参考に更に米粉の技術開発を調査したいと思います。<(_ _)>

投稿: 生越由美 | 2008年10月18日 (土) 01時42分

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