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2009年4月

日本最古の映画が重要文化財へ

東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区京橋)

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文化審議会は2009年3月19日、東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵の『紅葉狩(35㎜可燃性デュープネガ・フィルム、342フィート13コマ)』を重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

日本人が撮影した現存する最古の映像である歌舞伎の『紅葉狩』を収録したフィルムが、映画フィルムとして初めて国の重要文化財に指定されることが決まったことは意義深いことと思います。

なぜならば、重要文化財の指定は、これまで江戸時代以前のものがほとんどだったからです。

1996年の有識者会議で「近代の文化遺産の保存と活用の一層の充実をはかるように」と文化庁に提言されました。特に、映画の可燃性フィルムは大量破棄された歴史があるため、文化財として適切に保存する必要があるとして2007年に全国的な調査が実施されていた成果です。

<国宝映画と記されていました>

九代目市川団十郎や五代目尾上菊五郎の踊りが無声映画として記録された歴史的映像で、収録は1899年11月の歌舞伎「紅葉狩」の上演後に歌舞伎座裏の芝居小屋に舞台を組んで撮影されたそうです。

この映画が4月24日(本日)と5月3日(日)に上映されるとのことで、授業後、馳せ参じました。

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上映されたのは、日活株式会社から寄贈された版(6分)と松竹株式会社会長の大谷信義氏より寄贈された版(4分)とデジタルシネマ化したもの(2Kと4Kレベルに修復した実験データ)など。

映画の出だしの字幕に、偉大な歌舞伎役者による演技が収録されたこの映画は「国宝映画」と言える旨が記載されていました。<(_ _)>

偉大な歌舞伎役者の演技を映画を通じて、多くの観客が鑑賞されていました。(*^_^*)

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科学技術創造立国推進調査会

<自民党の科学技術創造立国推進調査会>

先週の16日(木)からヒアリングが始まりました。

正式名称は、「科学技術創造立国推進調査会の研究開発成果実用化促進法案プロジェクトチームと 研究者最優先の研究システムに関するプロジェクトチームの合同会議」です。

第1回目は、冒頭で船田元座長の挨拶があり、「世界最先端研究支援強化プログラム」の予算が通り、5年間で30課題程度を支援するそうです。

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その後、京都大学の山中教授が研究現場の何を変えなければいけないかについてプレゼンされました。

①15年前くらいは、米国の研究所には知財や契約のプロフェッショナルはいなかったが、この5~10年で誕生している。

②高度な技術者が米国では存在しており、経験や能力に応じて、高い給与を得ている存在があるなど、興味深い内容でした。

研究者や技術者や漫画家やセル画を書く人などの給与や環境を良くすることを国民のコンセンサスにする必要があると思いました。(*^_^*)

<第2回目>

本日(4月22日)は、文部科学省、経済産業省(産総研)から研究開発成果の実用化促進に向けたヒアリングを行うそうです。

経団連産業技術委員会委員長の榊原氏、総合科学技術会議議員の相澤氏からもお話を伺うようです。<(_ _)>

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新池さんへのお返事

<御礼>

テレビを見ていただき、コメントも戴きまして心から御礼申し上げます。(*^_^*)

この番組は生放送で「後2分」のテロップが出ていたところでバトンタッチでした。(^_^;)

テレビ放送は不慣れなので焦って説明してしまいました。分かりにくかったことをお詫び申し上げます。<(_ _)>

新池さんが持たれた疑問については、宜しければ下記も御参照下さい。

以前、日経BP社でメルマガを1年間担当させて頂きました。この中でもう少し詳細に書いております。(*^_^*)

産学連携と知財戦略 第2回「大学特許で革新を促進するには」

「特許を取らなかったために研究成果の社会還元が大きく遅れた実例があります。

1928年、アレクサンダー・フレミングはペニシリンを発見しましたが、世界中で自由に利用できるようにと、特許を取りませんでした。

その結果、ペニシリンの製造に必要な微生物の培養技術開発などに投資する者が現れず、
発見から10年以上、第二次世界大戦頃まで製品化されなかったのです。

特許化とは、リスクある研究に対して便益を保障するための手段で、研究成果を社会還元するための有効な手法のひとつなのです。」

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BS11の「INsideOUT」に生出演します。

BS11

2009年4月17日(金)の22時00分~23時00分(再放送7時00分~8時00分)のBS11の「INsideOUT」というニュース番組に生出演することとなりました。<(_ _)>

司会は内野雅一さん(週刊エコノミスト編集長)で、コメンテーターは潮田道夫さん(毎日新聞論説委員長)です。o(^-^)o

タイトルは、「知財パワー」(ゲスト:生越由美:東京理科大学教授)で、三人で構成する番組です。

昨年2月のNHKの「クローズアップ現代」に引き続き、生放送は2回目ですが、大丈夫かしら・・・。(^_^;)

宜しかったら御覧下さいませ。<(_ _)>

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明治時代の高橋是清の判断

お名前は分かりませんが、昨日は貴重なコメントありがとうございました。(*^_^*)

ご質問を戴いた件は、「日本の論点2006」に「論点55 知財高裁は機能するか 特許無効審判の欠陥――中小企業に泣き寝入りを強いて何が知財立国か」として書かせていただきました。宜しければ御参照下さい。<(_ _)>

以下、補足しながら私の意見を書かせていただきます。<(_ _)>

<明治時代の高橋是清の判断>

明治21年の特許条例で、裁判所ではなく、特許庁に特許の有効性を審理させる審判(無効審判)制度が創設されました。

特許庁に設置した理由は、特許制度の創設である高橋是清(初代特許庁長官)が下記のことを案じたからです。

「苦心した発明者が不利益の位置に立つようになっては、発明の奨励保護の主意に背くのではないか」

「社会に技術家が殖えるとか、或は裁判官が・・・慣れて来た暁には、勿論特許局の審判は経ずとも宜しかろうと思ふけれども、それまでは特許局で審判する方が宣いと云ふのが私の議論でありました」

<明治から平成へ>

高橋是清の時代から日本は進化したのでしょうか。

2004年から開講した法科大学院では多くの志の高い者が勉学に励んでいますが、法曹における理系出身者の割合はまだまだ低いようです。

法学部が存在しない米国では多様な学部の卒業生がロースクールに行って法曹に入りますが、日本は多様なバックグラウンドをもつ法曹の育成が遅れているのではないでしょうか。

<知的財産高等裁判所>

近年、NHKで報道されるほど、多くの方が知的財産高等裁判所の問題を指摘されています。日本を良くするために、皆様が積極的に意見を言うときと考えます。

知財の裁判官は地裁も高裁も真面目に熱心に裁判をされていると私は思っていますが、なぜ社会の認識と異なる判断と言われるのでしょうか。

裁判官の責任なのか、構造上の問題なのかを考える必要があると思います。

<日本国特許庁>

日本の審査官も裁判官と同様に真面目に熱心に審査していると私は思います(個人差の問題はおいておきます)が、なぜ他国よりも厳しすぎると言われるのでしょうか。

先行技術(引用例)を外国に比して探すことができる点は、特許庁の検索ツールが充実していることと審査官の教育レベルが高くスキルと熱意があるからと思います。

世界公知ですから、特許登録となってからどんでん返しされるよりも、特許となる前に先行技術を調査して貰った方が経営のリスクが軽減するとも考えられます。

深刻な問題は、証拠は同じでも判断基準が外国と異なる点と思われます。審査官の個人差も含めて、国家間の差を補正するシステムを構築が課題です。これは、特許制度だけの課題ではなく、人間が判断する全ての事象に共通の課題と考えます。

究極的には「世界特許制度」を構築して、一つの案件については世界中で一人の者に判断させて多面的にチェックしなければ「でこぼこ問題」は解消しないと思いますが、当面はスーパーハイウェイ(日本と他国の審査協力)の進捗に期待したいと思います。

<私の意見>

特許の無効の判断に技術者が関与するシステムを取り入れるべきと考えます。技術関係(特許や実用新案など)の知的財産の訴訟については、合議体のメンバーに技術者(審判官出身者など)を入れるか、陪審員制度のように技術専門家集団に事実審をさせる仕組みを取り入れるべきと考えます。

これと同時に、特許庁の無効審判を廃止して、異議申立制度を復活させるべきと考えます。情報提供制度や公知技術のデータベースの整備の拡大も必要です。これらはパテントトロール対策にもなると思います。

無効審判の廃止は、悪意のある繰り返し無効審判を防止することにも繋がります。「生のりの異物分離除去装置」事件のように無効審判の繰り返し請求で最後に侵害訴訟まで負ける事件もあります。侵害訴訟で負けた大企業が、無効審判の繰り返し請求により中小企業の体力を消耗させている事例が存在しますが、現状では排除できない仕組みとなっています。

今、イノベーションを育てる仕組みを日本の社会に構築することが喫緊の課題です。素晴らしい特許を生み出した技術者が酷い目に合わないように考える。これには技術者を法曹の場でも活躍させる仕組みの構築が必須と考えます。

高橋是清が心配した状況がまだ改善されていないのは、私たち自身が猛省すべきことと考えています。<(_ _)>

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日本力(にっぽんりょく)

<日本ブランド戦略>

2009年(平成21年)3月10日に、コンテンツ・日本ブランド専門調査会は「日本ブランド戦略」を策定しました。

これが、本日(2009年4月6日)夕方、首相官邸で開催された知的財産戦略本部の本部会合で発表されました。

表紙は、東京藝術大学の学長の宮田亮平先生(コンテンツ・日本ブランド専門調査会委員)の作品です。o(^-^)o

「日本が誇る「知力、感性力、人間力」を海を越え世界に発進することを表現した」そうです。力強い素晴らしい作品ですね。<(_ _)>

コンテンツ・日本ブランド専門調査会の議論の中で、宮田先生が自ら作品を書かれると立候補されたときは本当に感激しました。(*^_^*)

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日本力(にっぽんりょく)

このキャッチフレーズは3名の方のアイデアを基に決定されました。<(_ _)>

その中の一人が今年3月に私の研究室を卒業された方です。o(^-^)o

多くの応募者の中から選ばれたことは凄いことと思います。<(_ _)>

知的財産戦略本部がキャチフレーズを募集されたので、MIPの院生にお知らせしました。<(_ _)>

日本ブランド戦略の内容は、後日、御紹介しますね。(*^_^*)

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アンテナショップRinのギフトカタログ

<新学期が始まりました>

早いもので卒業式を終えたと思ったら、昨日(4月1日)から新学期が始まりました。<(_ _)>

4月1日は、個人面談と全体ガイダンスなどがありました。

入学式は9日ですが、新入生の皆様の元気な顔が拝見できて嬉しかったです。o(^-^)o

<ギフトカタログ>

4月1日、昨夏に御紹介した地域ブランドのアンテナショップRinがギフトカタログをリリースしたそうです。

結婚式の引き出物やお祝い返しや個人的な御礼などのギフトとしてふさわしい商品がたくさん入っています。o(^-^)o

お祝いやお返しの折に、地域ブランドの商品を贈られてみませんか。(*^_^*)

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